ここから本文です

諸事情により中国で上映禁止になった名作映画10選

ギズモード・ジャパン 10/5(水) 12:10配信

時間旅行も超常現象も認めません!

もしハリウッドでコケたとしても、中国の映画市場で大当たりしたら大儲けが期待できる時代。今や中国もハリウッド映画にはそこそこオープンではあるものの、政治的な思想や道徳的観念など、私たちには考えられない些細な理由で上映禁止にされてしまうことがあるのです。

今回は、YouTubeチャンネルScreen Rantが取り上げた、中国で上映禁止になった名作映画10本とそれらの理由をご紹介します!

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(1977年)

映画の完成の前年に亡くなった毛沢東が、西洋からの影響で人民が反乱を起こすことを恐れて上映を禁止にしました。ちなみに、2015年公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」はアメリカ公開と同時に上映されたとのことです。

1994年に中国政府は、年に10本の西洋映画を輸入することを決定し、それから徐々に緩和され、今では年に34本は輸入されているようです。

「活きる」(1994年)

「BAFTA賞非英語部門最優秀映画賞」を獲得し、世界で高く評価されたものの、文化革命の時代を後ろ向きに描いたことから、制作された中国では上映禁止になりました。そして、文化革命を後ろ向きに表現したことにより、この映画の監督は2年間、映画制作を禁じられました。

「ブロークバック・マウンテン」(2005年)

同性愛のカウボーイを描いたため、この作品は本国アメリカでも物議を醸しました。しかしながら、アカデミー賞など、数々の受賞を重ねたこともあり、人々の理解を得て名作に変わっていったのです。

とはいえ中国の道徳観から同性愛の表現があるこの映画は上映禁止になりました。

「アバター」(2009年)

CGで描写されるナビ族を、中国の人民と重ね、政府に反旗を翻されては困ると懸念し、2D版のみが上映禁止になりました。しかし、3D版は全国900カ所の劇場で上映されたのでした。ん? なんじゃそれ。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)

時間をさかのぼることは歴史に敬意を払っていない、さらには、過去に戻って未来を書き換えることは許されないとして上映禁止になりました。

時間旅行は中国でポピュラーなテーマだったものの、2011年にそういった表現の映画は何でも禁止にしてしまったそうです。劇中で流れるロックンロール音楽も好ましくなかったのかも?

「ゴーストバスターズ」(2016年)

こちらも上と同じような理由で、なんと中国政府は超常現象を認めないというのです。

それを言ったら「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」も同じような超常現象の表現がありますし…しかも、ゴーストバスターズの類似作品も多数放送されたそうですが!?

「新宿インシデント」(2009年)

言わずもがな、暴力的だったり残酷なシーンが山盛りなので上映禁止になりました。

「デッドプール」(2016年)

マーベル作品の中でも、色々過激なこの映画。だからこそ大当たりした反面、中国では上映禁止となりました。

ちょっと過激な映画なら中国用に編集されることもあるそうですが、本作では言葉遣いも過激な箇所が多いので、丸ごとムリだったようです。

「ダークナイト」(2008年)

この映画の主人公バットマンが、香港で人質を救出するのが問題だったようです。おそらく、国際法を無視してまで、人質をアメリカの司法に引き渡すというのがアウトだったのでは?

ついでに香港女優たちとのムフフな写真が流出して大問題となったエディソン・チェンがカメオ出演したのも、上映が禁止された理由かもしれません。

「スーサイド・スクワッド」(2016年)

題名を「タスク・フォースX」にしてみてもダメでした。理由は暴力的だから? スクワッドの持つ能力が超常現象(ゴーストバスターズ…)だから? はたまた悪者が活躍するから? それともジャレッド・レトの演技が刺激的過ぎるから?

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が中国で大ヒットだったので、おなじDCエクステンデッド・ユニバースの映画が上映禁止とはもったいない。

人口が多いだけに、ヒットすれば興行成績がかなりのものになるであろう中国。かつては「トランスフォーマー4」で中国企業のプロダクト・プレイスメントが足りない!と中国側がパラマウント映画に27億円の訴訟を起こしました。しかし、それを払ってでも中国での興行収入のほうが高いほどの市場なのです。

もしも上の10本が上映されたら、どれほどの儲けになったのでしょうか。それ以上に、こんな面白い映画を自由に見ることができないのは、なんとも残念に感じますね。

source: YouTube

(岡本玄介)

最終更新:10/5(水) 12:10

ギズモード・ジャパン