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フリーランス妻の「扶養の範囲」の考え方~主婦の金バナ(17)~

マネーの達人 10/5(水) 5:35配信

フリーランス妻の線引きは年収130万円のまま

いわゆる「扶養の範囲」の線引きが、今月(2016年10月)から変わる。女性媒体を中心に記事を書いているので、取材をしながら「へぇ、そうなんだ!」と感じたポイントをまとめたのが前回の記事。

もちろん上記も勉強になったが、「フリーランス」という職業形態で仕事をする私が、ピンポイントで響いたのは、ココ。
フリーランスの場合、社会保険の線引きは、年収106万円ではなく年収130万円のままである。
これは、フリーランスはもちろん、いわゆる主婦クリエイター(手作りサイトで作品を発表する方)をはじめ、「自分で事業を営んでいる妻」全て当てはまる話だ。今回は、そのことについて整理してみたい。

法改正の正式名称は、ご存じ?

そもそも、今回の法改正の正式名称はご存じだろうか?

「短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大(pdf)」という名前で、厚生労働省年金局から平成26年9月18日に文書が出ている。

このタイトルが全てを物語っているのだが、今回の法改正は、「短時間労働者(パート)に対して」なのである。つまり雇われている人の話。自分で事業を営んでいる私達に対しての話ではないのだ。

改正の内容を下記しておく。

(1) 週の労働時間が20時間以上
(2) 賃金月額が月8万8000円以上(年106万円以上)
(3) 1年以上雇用されることが見込まれる
(4) 従業員501名以上の勤務先で働いている
上記のうち、とりわけ重要なのは、(1) である。詳しくは前回の記事を参照願いたい。

「扶養の範囲」の線引きはふたつ

では、「自分で事業を営んでいる妻」の社会保険料の線引きはどうなるのだろうか? 

…とその前に、せっかくなので、「扶養の範囲」について、ここでおさらいをしてみよう。

■「扶養の範囲」

ひとくちに言っても、妻の収入が「扶養の範囲」にあることによって受けられるメリットは大きく分けて2つある。

(1) 税金が安くなる
(2) サラリーマンの妻の場合、社会保険料が免除になること。

ちなみに自営業者の妻の場合は、もともと個人で独立して社会保険料を支払っているので、2つ目の社会保険料免除は関係ない。

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最終更新:10/5(水) 5:35

マネーの達人