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本田、香川、長友ら“史上最強の日本代表“の時代は終わったか 日本は北京世代といつまで付き合うべき?

theWORLD(ザ・ワールド) 10/5(水) 22:37配信

将来を考える1つのタイミングでは

6日にイラク代表、11日にオーストラリア代表とワールドカップアジア最終予選で戦う日本代表メンバーには、これまでと変わらず本田圭佑や香川真司、長友佑都らが選出された。彼らはこれまで日本代表を長く支えてきた存在だが、今の状況はあまりに酷い。

本田は所属するミランで今季わずか35分、ドルトムントの香川はリーグ戦で先発が1試合のみ、インテルの長友はリーグ戦2試合とヨーロッパリーグ1試合の出場とほとんどプレイしていない。他にもレスター・シティで苦しい立場に ある岡崎慎司、サウサンプトンの吉田麻也と主力選手の大半はポジションを確保できていない。

本田や長友は北京五輪を戦った世代で、近年の日本代表は彼らに引っ張られてきた。アジアカップ2011優勝、コンフェデレーションズ杯ではイタリア代表相手に善戦、親善試合ながらベルギー代表を倒したこともあった。加えて本田はミラン、長友はインテル、香川もドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへとサッカーファンでなくとも名前くらいは聞いたことのあるビッグクラブに続々と移籍。日本人選手の新たな可能性を引き出した本田らがいる代表チームは日本史上最強ではないかとも言われていた。

しかし、2014ブラジルワールドカップの惨敗から風向きは急変。アジアカップでは準々決勝敗退、さらに今回の最終予選ではホームでUAEに敗れている。明らかに状況は悪くなっているが、それでも日本代表はなかなか史上最強と言われた世代から離れることができない。この2年間で指揮官は変わったが、メンバーにほとんど変更はない。

現在彼らが所属クラブで定位置を失っていることはさらにネガティブな話題だが、逆に本田や長友らの世代ともう1度向き合うチャンスともいえる。一時は史上最強と言われた北京五輪世代も、今では30歳を迎えている。2年後のワールドカップでは32歳になっており、この2年間で今より技術レベルや身体能力が向上することは考えにくい。加えて所属クラブでの現状は悲惨だ。本田らの存在感の大きさから世代交代は遅れてきたが、彼らを主力に据えてワールドカップを目指すのか再考すべきタイミングともいえる。

もちろん本田や岡崎に代わる絶対的な選手が出てきていないのは事実だが、それでも現状を考えると本田らベンチで過ごしている海外組に固執する必要はないように思える。指揮官のヴァイッド・ハリルホジッチはケルンFW大迫勇也を今回のメンバーに含めなかったが、海外組に固執するにしても大迫や原口のように出場機会を得ている選手を起用した方がいいだろう。

そして現在、二大エースともいえる存在だった本田と香川が最も苦しい状況にある。ハリルホジッチは基本的に香川と本田をスタメンで起用し続けているが、今のところその成果はあまり出ていない。特に香川は前回のUAE、タイとの連戦でもあまり良いパフォーマンスとは言えなかった。さらにドルトムントでほとんど出場機会を失っていることを考えると、日本のエースとは呼びにくい。

本田、香川、岡崎らがクラブで出場機会を失っている現状はそう簡単に改善されるものではない。ハリルホジッチはこの苦境としばらく付き合っていく必要がありそうだが、本田や長友ら史上最強と言われた世代をどう扱っていくのか。27歳の香川は別としても、思い切った世代交代を含め、代表チームを考え直すには今が1つのタイミングと言えるのではないだろうか。

http://www.theworldmagazine.jp/

最終更新:10/5(水) 22:37

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