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フォーミュラE:ジャガー「開幕戦で勝利すれば、それは“異常事態”」

オートスポーツweb 10/5(水) 19:45配信

 ジャガーはフォーミュラEデビューレースとなる今週末の香港で勝利することがあれば、それは“異常事態”だろうと語った。

12年ぶりに主要モータースポーツに復帰するジャガー

 同チームは今週末から始まるフォーミュラEの2016/2017シーズン開幕戦、香港ラウンドで、主要なメジャーなモータースポーツへ12年ぶりに参戦する。

 このチームのフォーミュラE参戦は、昨年12月、ヤルノ・トゥルーリのチームの撤退に伴って発表されたばかりだった。

 その後、ジャガーは今年4月のクラッシュテストまでにパワートレインを完成させ、6月1日にFIAのホモロゲーションを受けるというスケジュールを達成してみせた。

 ライバルたちも同じ締切までに間に合わせる必要があったが、2014年の末から開発を初め、すでに2シーズン戦っているライバルとは経験の差が生まれている。


「もし我々がすぐに勝利を収めたらそれは前代未聞の事態だよ。このシリーズに異常事態が起きていることを意味するだろうね」とジャガーのレースディレクターであるクレイグ・ウィルソンは語った。

「フォーミュラEは極めて競争が激しい。ここにたどり着き、またレース参戦へこぎつけるためにいくつかの作業を省略する必要がった」

「我々にとっては(レースに出場することが)エキサイティングなことだ。しかし最初の数レースでの目標は信頼性と競争力の確保だ」

 ウィルソンはまた、ドライバー、チーム、そして運営の面でライバルたちに追いつこうとしていると語った。



 ジャガーは先月、ルーキーのアダム・キャロルとミッチ・エバンスをドライバーとして起用したことを発表したものの、短い開発期間のためにデビューシーズンのパワートレインはウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング社の協力の元で製造されているようだ。

 モーター、ギアボックス、インバーターパッケージにおいて妥協を強いられたことに加え、ジャガーは他チームと比較して圧倒的にセットアップやエネルギー管理のデータが不足している。

 また、キャロルのレースエンジニアであるパトリック・クーリーを除いては、ジャガーチームにフォーミュラEを経験しているスタッフはいない。



「我々は急な学習曲線の途中にあり、昨年からの限られた時間のなかで奮闘してきた。しかし、ライバルたちが有利な立場にいることには変わりない」

「現在はデータセットの開発をしているところだ。我々はマシンが特定の挙動をしたときの解決策を提示してくれるようなツールボックスを持っていないからね」



 ジャガーは2004年まで5年間F1に参戦して大失敗を経験したものの、フォーミュラEチームの代表であるジェームズ・バークレーは過去の経験によって、成功への期待を胸にシリーズへ参戦できると語った。

「ジャガーは信じられないような歴史を持ち、モータースポーツにおいて成功を成し遂げてきた」

「長期的な参戦になるだろうし、誰もが1年目は学習の年だと知っている」

「我々は参戦1年目から圧勝することは無謀であると自覚できるくらい、長くモータースポーツに関わっている」

[オートスポーツweb ]

最終更新:10/5(水) 20:00

オートスポーツweb