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台風18号:サンゴ回復、恵みの風 水温下げ白化食い止めへ

沖縄タイムス 10/5(水) 9:05配信

 高い海水温によって沖縄県内全域でサンゴの白化が進む中、沖縄気象台は「台風18号の接近で一定程度、海水温は下がるだろう」と見込んでいる。サンゴ保全の専門家は「水温低下で白化の進行はある程度止まり、サンゴが白化から回復する過程に移る」と説明する。

 気象台によると、9月に台風4個が相次いで接近した先島諸島近海の海水温は、平年の28度に比べ約0・5度低い状態で推移している。

 日本サンゴ礁学会サンゴ礁保全委員会の中野義勝委員長は「海水温低下で白化の進行が止まり、糖質をサンゴに供給する褐虫藻が増えればサンゴは回復する」と解説。一方で「回復過程にあるサンゴは脆弱(ぜいじゃく)」とし、「畜産・生活排水や赤土等の流入など、海水温上昇以外にも、サンゴに与える環境負荷を注視しなければいけない」と話した。

最終更新:10/5(水) 9:05

沖縄タイムス