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福利厚生で経費削減しよう

ZUU online 10/6(木) 6:10配信

会社を運営するうえで経費の管理は、コスト削減を念頭に置かなくてはならない難しい問題です。たとえば、コスト削減の一環で福利厚生費を廃止した結果、社員のモチベーションを下げてしまい、かえって売上に影響がでてしまうこともあります。最近は福利厚生に関して、アウトソーシングすることで経費を削減する動きがあります。

■福利厚生費を削減とは

会社の財務担当者にとって、費用対効果が見えない福利厚生費を見直して、コスト削減することは課題の一つかもしれません。しかし、単なる費用の削減を目的としたものでは、社員の意欲を削いでしまい、期待した効果が出ないことも考えられるのです。

そこで、福利厚生費の無駄を省きつつも、社員の就労意欲を保持するようなコスト削減をどの企業も模索しています。

たとえば、福利厚生をシェアするのが一つの方法です。今までは、福利厚生施設を自社保有物件としていたものを廃止して、福祉厚生支援サービス企業を利用する方法などが挙げられます。社員の福利厚生の充実を保ちつつも、コストの削減を実現できる方法です。

■福利厚生をアウトソーシングする

アウトソーシングとは業務を外部委託することですが、福利厚生の分野でも行われています。前述のように、自社でスポーツ施設、リゾート施設の保有することを廃止し、福祉厚生を支援している会社に委託して、管理を一任するのです。

アウトソーシングのメリットは主に三つあります。

1. 人事・総務の業務コストを下げられる
2. いろいろな分野の福祉厚生メニューが揃えられる
3. 福利厚生資産を持つ必要がなくなり、経費節減になる

一方でデメリットも二つあります。

1. 社外の利用者もいるので、プライバシーが担保されない
2. 社員同士の交流が図りにくい

■アウトソーシングの代表的企業

では、実際にアウトソーシングを請け負っている会社には、それぞれどんな特色があるのでしょうか。企業の特徴を数社、紹介しましょう。

● JTB Benefit(ジェイティービーベネフィット)
親会社がJTBということもあり、旅行予約や旅行の相談はJTBグループ店舗などで対応してくれます。チケット購入もコンビニを利用できるので、利用者にとっての便利さを追求している企業といってもよいでしょう。約550万人の会員登録数を誇り、効果検証も行って、最適サービスを追求しているそうです。

● RELO CLUB(リロクラブ)
育児、旅行、引越しや緊急時の相談窓口まで、幅広いメニューを提供している会社です。その数は5万種類以上にものぼり、利用者には福利厚生管理士が、適切なプランを提供してくれます。申し込みや問い合わせは直接同社が行っているので、無駄な間接費がかからないのも特徴です。

● Benefit one(ベネフィット・ワン)
親会社は大手人材派遣大手のパソナグループです。メールマガジンを毎日配信するなど、年間の利用率は400%という実績を誇ります。約50万種の優待メニューを用意しており、社員それぞれに合ったメニューが見つかりそうです。

■カフェテリアプランとは

各社員が、用意されたさまざまな福利厚生メニューの中からプランを選んで利用していくのが「カフェテリアプラン」です。名前の由来は、バイキングのように各自好きなものを自由に選べるという点から来ているそうです。社員はあらかじめ付与された福利厚生ポイントの範囲内で、メニューを利用していくのが最も一般的です。

カフェテリアプランを導入するメリットは主に2点あります。

1. 各自好きな福利厚生プランを選択・利用できるため、満足度が高い
2. 各地に利用できる施設、店舗があるため、勤務地に限定されずに利用できる

一方のデメリットも2点あるので、よく考慮しましょう。

1. 使用しなかった福利厚生ポイントを繰り越すことができない場合が多い
2. 利用している社員が少ない場合に、アウトソーシングの請負会社に支払う費用が多く、あまり経費節減にならない

社員の福利厚生の利用状況などを加味して、継続するかを適宜判断する必要があるでしょう。

■課税対象になるのか

福利厚生費用は経費として認められますが、それには条件があります。一部の社員に偏るものや社会常識から大きく逸脱する金額や頻度のものは、福利厚生費として経費計上できません。

効率的に社員に利用してもらう、経費申請できるよう制度を見直して整えておく、など気をつける点を踏まえて、社員の会社生活の充実をサポートしましょう。(提供:フクリ!)

最終更新:10/6(木) 6:10

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