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2本脚の犬「すみれ」、新たな飼い主探し 保護されて譲渡、事故で脚を切断…「二度見捨てられた」過去経て

withnews 10/7(金) 7:00配信

 新たな飼い主を探している柴犬が群馬県にいます。いったんは動物愛護センターの譲渡会で引き取られましたが、迷子になって事故に遭い、瀕死の状態に。飼い主を特定できずに警察署で2日間過ごし、その後、脚2本と尻尾のほとんどを切断。飼い主は見つかったものの、動物愛護団体のメンバーに引き取られ、まもなく半年が経ちます。そんな「すみれ」の今を取材しました。

【写真】2本脚で器用に散歩する様子。特注の車イスも使いこなします。事故直後の姿や、リハビリ中の様子も

2本脚でも歩けます

 車から抱えられて降りてきたすみれ。器用に2本脚で立ったかと思うと、そのまま小走りしました。

 「脚を切断した2~3日後には、壁を使って立ったり、走ろうとしたり。本当に元気なんですよ」

 そう話すのは、新しい飼い主が決まるまでの間の「預かりボランティア」として一緒に暮らしている星野ちづるさん(64)。保健所に保護された犬などがすぐに殺処分されないよう、譲渡先が見つかるまで預かっています。

 特注の車イスも作ってもらいましたが、ホイールの音を嫌がるそうで、自分の2本脚で歩くことが多いそうです。

 「これまで何頭も預かってきましたが、脚が2本ないこと以外は他の犬とほとんど変わりません。2週間に一度リハビリに通うなど特別な点はありますが、他の気性の荒い犬だって、それを特別だと考えれば、違いはありません」

警察署での2日間

 すみれが最初に保護されたのは2015年12月。通報を受けた高崎市動物愛護センターの職員が市内の河川敷で見つけました。首輪や迷子札は着けていませんでしたが、人に従順で誰かに飼われていたような様子だったそうです。

 今年2月、センターの譲渡会を経て新たな飼い主のもとへ。ところが4月9日、群馬県前橋市内の線路内で大けがをしているところを警察官に保護されました。左の前脚、後ろ脚が失われた状態で、電車にひかれたとみられます。

 飼い主は、すみれがいなくなったことを警察署に届け出ていましたが、身元の特定には至りませんでした。また、保護した警察署が動物保護を担当する前橋市に連絡したものの、土曜日だったため保健所へ話が伝わらず、治療を受けることもできませんでした。

 その結果、警察署内で定期的に様子を見たり、水を与えたりしながら過ごすことに。月曜日に飼い主を特定できましたが、治療を受けられなかった2日間で傷口にはウジがわいていました。

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最終更新:10/7(金) 7:00

withnews

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