ここから本文です

わずか100円[税込]の『KITCHEN』で恐怖を体験! プロデューサーが語るホラーへのこだわりとは?

ファミ通.com 10/6(木) 0:02配信

文・取材:編集部 ででお、撮影:カメラマン 小森大輔

●『KITCHEN』の93円+税という価格の理由は?
 2016年10月13日に配信が決定した、カプコンのプレイステーション VR専用コンテンツ『KITCHEN』。本作は、もともとE3 2015(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ。世界最大のゲーム見本市)や、東京ゲームショウ2015などに出展されていた、プレイステーション VR(以下、PS VR)の体験デモだ。そのデモソフトが、なぜ日の目を見ることになったのか。その経緯を、プロデューサーであるバンス・ジェームズ氏、川田将央氏の両名にうかがった。


――『KITCHEN』の国内での有料リリースを発表されましたが、その経緯をお聞かせください。

バンス 『KITCHEN』はE3 2015に初出展して以降、世界各地のイベントで出展し、非常に高い評価をいただきました。ただ、本作を体験できているのは一部の方だけなので、できるだけ多くの方にも体験していただきたいと考え、PS VRの発売日に合わせて一般リリースすることになりました。本作は2017年1月24日発売予定の『バイオ7』と世界観を共有しております。PS VRで感じる恐怖はどんなものか、ぜひ体験していただければと思います。

――93円+税という価格は安くもありますが、体験版の『バイオハザード7 ティザー ~ビギニングアワー~』が無料だったことから「今回も無料じゃないの?」という声もありそうです。なぜこの価格に設定したのでしょうか?

バンス ご指摘の通り、別の地域(北米など)では、無料でリリースされている体験版のディスクに、『KITCHEN』も含まれています。ただ、『KITCHEN』はCERO Zのコンテンツのため、配信には年齢確認を行う必要があります。よりしっかりとした年齢認証を行うためにクレジットカード利用が必須となりますので無料での配信ができず、有料配信となっています。でも、できるだけ多くの方に体験してほしいという思いから、93円+税という価格に設定させていただきました。

――『バイオ7』はCERO DのほかにCERO Zの『グロテスクVer.』がありますが、『KITCHEN』はCERO Zに振り切ったままでリリースされると。

[関連記事]『バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer.』が発売決定!

バンス そうですね。CERO Dの表現に調整してしまうと、『KITCHEN』の根幹の部分が薄れてしまうため、CERO Zの表現のままにしています。E3などで出展していたものと同じ体験を、ファンの皆様にも体験していただきたいので。

――なるほど。E3 2015で出展していたものと完全に同じものになるのですか?

バンス 内容はほとんど同じですが、一般配信に向けて技術的な調整や、ユーザビリティの追加などは行っています。

――『KITCHEN』はゲームというより、VRの体験デモという認識で合ってますか?

バンス はい。PS VRを購入された方は、たとえばレーシング系など、さまざまなプレイ体験をすると思います。『KITCHEN』の体験はゲームプレイではないかも知れませんが、おそらく『KITCHEN』以上のホラー体験はほかでは味わえないでしょう。VRとホラーはとても相性がいいので、今後は必須のコンテンツになっていくと考えています。

――税込で100円ですし、「せっかくPS VRを買ったのなら……」と、体験する方は多そうですね。話は変わりますが、『バイオ7』と『KICHEN』の関連性についての話もお聞きしたいです。

バンス 時間軸については明らかにしていませんが、『バイオ7』の本編をプレイするときに、『KITCHEN』や『ビギニングアワー』との接点が見えてきますので、ぜひプレイするそのときまで楽しみにしてください。


●『バイオ7』の戦闘要素はどうなる?
――いま言える範囲で『KITCHEN』の注目ポイントをお聞かせいただけますか?

バンス ひとつは、『バイオ7』の世界をVRで体験できるところですね。“恐怖”にこだわった雰囲気を味わってください。もうひとつは、VRならではの“距離感”です。アイソレートビュー(一人称視点)で感じる距離感が、これまでにない恐怖を生み出します。とくに『KITCHEN』では、固定されて動けない状態で体験するため、“とある対象が迫ってくる恐怖”を、存分に感じていただけるのではないかと。テレビの画面越しではなく、実際にその場にいるかのような感覚になれると思いますよ。

――ちなみに、『KITCHEN』と『バイオ7』、開発はどちらが先に始まったのでしょうか?

バンス 2014年2月に開発がスタートした『バイオ7』が先になります。開発当初から、最高のホラー体験というコンセプトは変わっていません。アイソレートビューが決まり、VR対応の案もすぐに出ました。そこで、VRとホラーの相性を検証するために『KITCHEN』を作ることになったのです。非常に短い製作期間でしたが、E3 2015で初めて公開となりました。

――なるほど。舞台が台所というのは、どんな発想から生まれたのですか?

川田 VRでホラーを体験する場として、扱いやすい場所がキッチンだったのではないかと思っています。どこでもよかったので、“リビング”や“玄関”になっていた可能性もありますね。『KITCHEN』というシンプルなタイトルになったのも、イメージをストレートに伝えたいという考えからです。東京ゲームショウ2016に出展していた『ランタン』も同様です。

――『ランタン』も、かなりインパクトがありますね! 老婦人が手にしたランタンの光にビビりまくっていたので、『ランタン』というタイトルもすごく納得できました。

川田 老婦人の声も怖いですよね(笑)。

――『バイオ7』の話もお聞きしたいです。『ビギニングアワー』では探索要素、『ランタン』では追われる恐怖、そして『KITCHEN』ではPS VRでの恐怖体験ができますが、戦闘はどのようになるのでしょうか?

バンス 戦闘は『バイオ』らしい要素のひとつだと、我々も認識しています。『バイオ7』本編をプレイし始めると、すぐに「あ、これは『バイオ』だ」と感じていただけますので、ご安心ください。

――『KITCHEN』も『バイオ7』も、ますます楽しみになってきました。最後に、両作品のアピールを改めてお願いします。

バンス 『KITCHEN』では、短いドラマの中でPS VRと非常にマッチした、これまでにないホラーを体験できます。ワンコインで楽しめますので、PS VRを購入された方はもちろん、お友だちにもぜひ勧めてください。自分自身で体験するだけでなく、プレイしている方を観るのもおもしろいですよ(笑)。

川田 『バイオ7』は、皆さんに存分に楽しんでいただくために、極力情報を絞っています。ただそのせいで、昔からの『バイオハザード』ファンの方々には「これは『バイオ』とは完全な別物なのでは?」と心配をおかけしているかもしれません。すでに購入を決めてくださった方や、予約してくださった方にはとても感謝していますが、情報の少なさゆえに迷っている方もいらっしゃるかと思います。本編に関することは、もうすぐ公開していきます。ぜひ、今後の情報に注目してください。


(C)CAPCOM CO., LTD. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです。

最終更新:10/6(木) 0:02

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

失うことで不完全さの中に美を見出した芸術家
画家のアリッサ・モンクスは、未知のもの、予想しえないもの、そして酷いものにでさえ、美とインスピレーションを見出します。彼女は詩的で個人的な語りで、自身が芸術家として、そして人間として成長する中で、人生、絵の具、キャンバスがどう関わりあってきたかを描きます。 [new]