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【台湾】桜十字が台北に高齢者住宅 18年めど、海外で初の介護事業

NNA 10/6(木) 11:30配信

 医療福祉や高齢者向け介護サービスなどを手掛ける桜十字グループ(熊本県熊本市)は、日本で展開する介護付きの高齢者向け住宅「ホスピタルメント」を2018年をめどに台北市に建設する。高度な日本の介護サービスに注目した台湾企業からの要請を受け、進出を決めた。高齢者向け事業を海外で手掛けるのは台湾が初めてで、将来的には中国進出も検討するという。
 
 桜十字は4日に熊本市内で、台湾事業のパートナーとなる医療機器専門商社、承業生医(CHCヘルスケアグループ)と事業提携の覚書(MOU)を取り交わした。
 同社によると、提携相手の承業生医は、台湾の高齢化進行で今後介護サービスなどの需要が高まると考えていたことから、高齢化対応の先進国である日本の介護サービスに着目。今年5月に李典頴・執行取締役が桜十字の施設を見学し、そのサービスや理念に共感、提携を持ちかけてきた。桜十字側もかねて高齢化が進むアジアの国・地域での展開を検討していたため、今回の覚書締結に至った。
 双方は台湾に合弁会社を設け、桜十字が日本で展開する住宅型有料老人ホーム「ホスピタルメント」と同水準の高齢者向け住宅を台北市内に建設する計画。投資総額は30億円で、100室規模を予定している。
 具体的なサービス内容はこれから詰める予定だが、日本で7カ所を運営しているホスピタルメントは、経営母体が医療法人である強みを生かし、医師が定期的に各戸を巡回するほか、看護師や介護士が24時間体制で常駐、ケアに当たるなどしている。桜十字の広報担当者はNNAに対し「台湾の関連法規などを考慮しながら、日本と同様のサービスを現地密着型で展開していきたい」と話した。
 台湾での実績を作った後は、海外展開のノウハウを確立した上で中国への進出も検討する。中国でも2013年時点で60歳以上の高齢者人口が1億人を超えて総人口の14.3%を占めており、50年には高齢者が総人口の3分の1を超える見込み。介護サービスの需要が高まっている。
 
 ■介護市場は50年に1兆元規模
 
 台湾では2015年末時点で、65歳以上の高齢者数が総人口の14%に相当する286万人に上っており、来年にはその数が14歳以下の数を上回る「高齢化社会」に突入する見通し。10年後には総人口の20%に達して「後期高齢化社会」が到来すると予測されている。
 これに伴い介護市場も拡大、2050年には介護が必要な高齢者は250万人、市場規模も1兆元(約3兆2,700万円)に達するとみられる。
 一方で、桜十字が台湾で質の高いサービスを手掛けるには優秀な人材の確保が課題となりそうだ。台湾では訪問介護や居宅介護を担当するホームヘルパーの人材不足が深刻化。台湾行政院(内閣)主計総処によると、2015年末時点での被介護者数は約4万6,000人だが、ホームヘルパーの登録者数は8,368人で、1人当たり5.5人を担当するなど負担が重くなっており、その育成が急務となっている。
 看護師不足も顕著だ。就職仲介サイト「1111人力銀行」を運営する全球華人が今年行った調査では、看護師の不足数は4月末時点で約8,000人に達し、前年同期に比べ8%、12年4月末比で約70%それぞれ増えた。

最終更新:10/6(木) 11:30

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

うん、核融合炉を作ったよ
核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。