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デンソーがCEATECで異色の展示。実際に製品化された知られざるロボットアーム

エコノミックニュース 10/6(木) 7:06配信

 幅広い自動車部品やその関連システムの提供で、環境負荷と交通事故がゼロになるクルマづくりに貢献するDENSO(デンソー)が、今年も2016年10月4日に千葉幕張メッセで開幕した『CEATEC JAPAN 2016』にブースを出展した。

 同社はハイブリッド車および電気自動車用製品、ガソリン・ディーゼルエンジンの制御システムと関連製品、駆動系製品、オルタネータやスタータなどの電源供給・始動システム製品の開発・生産を中核事業としながら、半導体センサ、ICなどのマイクロエレクトロニクスデバイス、エンジン制御コンピュータなどのエレクトロニクス製品の開発・生産も行なっている。

 そんなDENSOが、今年はCEATECで異色の展示を行なった。確かに自動運転を指向した近未来のコクピット「ハーモニアス・コミュニケーション・コクピット」と称するHMI(Human Machine Interface)を使った高速道路上での合流支援や車線変更支援、アクティブフットレストやハーモニアスルミのような自動車安全運転サポートシステムを展示した。

 しかしながら、今回の展示ブースのメインはロボットだった。もちろん、DENSOは自動車生産現場の産業用ロボット設計・製作はお手の物だということは承知している。が、今回展示したのは、どちらかというと民生用ロボットといえる装置だ。

 ひとつは、プロ棋士対戦を前提としたロボットアーム。高性能で機能美にあふれる将棋対戦用に専用開発した。厳粛な雰囲気の対局でも、その空気感を損なわないような静かな成りの動作も実現したという。今後、プロ棋士とコンピュータの対局の団体戦「第一期電王戦」に用いられるという。

 注目のもう一基は、自動追随型手台ロボット「iArmS」だ。これは外科手術時に医師の腕を支え、安全性と直感的な操作をサポートするロボットで、すでに製品化されて大学病院などで活躍しているという。DENSOでは病気の予防、早期発見および早期機能回復に役立つ生体モニターや医療支援ロボットの開発生産を行なっている。展示したロボットアームは、外科手術用アシストマシーンだ。医者が正確で繊細な手術を実行するには、手元を安定させることが極めて重要で、加えて医師が腕を動かそうとした場合にはスムーズに追従してサポートする。手術の際に求められる操作性と安全性は、モーターを使用しない構造とスイッチを排除したモード切り替えシステムが失言した。手術時に医師の疲れを抑制する有効なロボットアームだ。

 自動車関連で最大手ともいえるサプライヤー「DENSO」の技術力の高さが伝わる、今回のロボット展示だった。(編集担当:吉田恒)

Economic News

最終更新:10/6(木) 7:06

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