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楢葉でコメ全袋検査 基準超なし、6年ぶり市場へ

福島民報 10/6(木) 10:29配信

 今春、営農を再開した福島県楢葉町で収穫した平成28年産米の全袋検査が5日、町内のJA福島さくら楢葉支店楢葉低温倉庫で始まった。検査の結果、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムはいずれも検出されなかった。楢葉産米は6年ぶりに市場に出荷される。
 この日は同町北田の山内勝夫さん(74)が約70アールの水田で栽培した「天のつぶ」約3.1トン(30キロ入りの袋104袋)を検査。担当者が1袋ずつ放射線量を測定した。
 安全性が確認されたコメはJA福島さくらを通じて出荷されるほか、楢葉町に寄せられたふるさと納税の返礼品や各種イベントに使用される。
 視察した松本幸英町長は「安全性が確認され、町の基幹産業のコメ作りが一歩踏み出せたことをうれしく思う」と語った。
 楢葉町は昨年9月に東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が解除された。本格的にコメ作りを再開した今年は約20ヘクタールに作付けされており、全袋検査は今月下旬まで行われる予定。

福島民報社

最終更新:10/6(木) 12:01

福島民報