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汚染水抜き取り開始 第一原発1号機復水器から

福島民報 10/6(木) 10:41配信

 東京電力は5日、福島第一原発1号機タービン建屋内にある復水器の汚染水の抜き取りを始めたと発表した。1号機タービン建屋の復水器には極めて高い放射性物質濃度の汚染水が残っており、取り出して浄化処理することで津波で外部流出する危険性を下げる。
 初日は復水器底部に設置した仮設ポンプで約60トンの汚染水をくみ上げ、130メートルほどの配管を通して1号機廃棄物処理建屋に移送した。復水器から移した汚染水は原子炉建屋やタービン建屋にたまっている汚染水と同様、セシウム吸着装置や多核種除去設備(ALPS)などで浄化する。
 東電は2カ月ほどかけて復水器にある約500トンの汚染水の半分の量を抜き取る。数回に分けて淡水を注入し、放射性物質濃度を下げながらくみ上げる予定。
 復水器は発電で生じた水蒸気を水に戻す装置。1~3号機タービン建屋の復水器には、原発事故直後に移した高濃度の汚染水が計2千トン程度残っている。4~6号機タービン建屋の復水器に汚染水は入っていない。
 東電は5日、1号機タービン建屋の復水器周囲にある汚染水の移送に向け、新たなポンプを設置する方針も明らかにした。同日、原子力規制委員会に計画変更の認可を申請した。

福島民報社

最終更新:10/6(木) 12:07

福島民報