ここから本文です

巨人 CSぶっつけ本番は吉か凶か

東スポWeb 10/6(木) 16:32配信

 巨人の“ぶっつけ本番作戦”は果たして吉と出るのか――。5日、東京ドームで行われた練習ではシート打撃が組み込まれ、各自がクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを想定した調整に励んだ。一方、対するDeNAは試合感覚の維持を重視し、社会人チームと練習試合を4試合組んだ。1週間実戦から間が空くことに不安はないのか。今回あえて単独調整を選んだ理由を村田真一ヘッドコーチ(52)に聞いた。

 CSに向けて巨人はいよいよ実戦的な調整に入った。フリー打撃後に行われたシート打撃では球場内に流れていたBGMが消され、無観客ながら緊張した雰囲気の中で始まった。DeNAの先発が予想される左腕石田、今永を想定し、打者は戸根、中川の両左腕と数多く対戦が組まれ、投打ともに様々なケースをイメージしながらみっちり時間が割かれた。

 ただ実戦的な練習といっても、対外試合とは感覚が異なる。戸根は「自分の意図したボールは投げられた。DeNA打者のイメージを(味方打者に)かぶらせて投げました」と言いつつ「やっぱり味方が相手だということもあって、もうひとつ闘志が出ないということはありますけど」と語ったように不安もある。

 台風接近のため、宮崎でのCS合宿が中止となったとはいえ、在京でもDeNAのようにアマチュアとの練習試合を組むことは可能だったはず。CS常連の巨人でも、実戦を経ずに本番に突入することは近年なかったことだ。あえて単独調整を選択した理由は何だったのか。この問いに村田ヘッドコーチが答えた。

「もちろん社会人チームと試合することはできたやろうけど、一軍の投手を(シート打撃に)投げさせられるということやったからな。アマチュアとプロの一軍投手では、正直言ってレベルが違いすぎる。一番大事なのは(打者が)生きた球を見るっちゅうことやと思ったから、そうしたんや」

 首脳陣の脳裏には、2年前の悪夢もよぎっていたようだ。「何年か前、BCリーグ選抜と試合したことがあったやろ? あのとき、実際にやってみて『これ、どうなんかなあ』と思ったんや。それでああいう結果(CSファイナルステージで阪神に4連敗)になったわけやしな」(同ヘッド)

 三軍から選手を呼び寄せなかったことも同様の理由。つまり格下の相手と淡々と実戦をこなすより、多少緊張感には欠けたとしても、高レベルな味方同士の対戦の方がベターな調整になると踏んだわけだ。



 実戦なしでのぶっつけ本番となることに、由伸監督は「何をやったって不安は不安。試合をしたからといって、いい結果が出るかといえば、そういうわけでもない。今ある条件の中で、できることをやるしかない」と話したが…。広島行きの切符はゲットできるか。

最終更新:10/6(木) 18:08

東スポWeb