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映画「君の名は。」動員1千万人突破 美術監督丹治匠さん(福島市出身)に聞く

福島民報 10/6(木) 10:50配信

 公開中のアニメーション映画「君の名は。」(新海誠監督)が観客動員数1千万人、興行収入130億円を突破し、社会現象となっている。美術監督を務めた福島市出身の丹治匠さん(41)は5日、福島民報社のインタビューに答え、「新海監督作品における自分の美術の集大成。多くの人に見てもらえてうれしい」と話した。

 -大ヒットの理由の一つに背景美術である風景の美しさがある。
 「(舞台となる)東京も田舎も、どちらも魅力的に思えるように描いた。それぞれが大切な場所。一つ一つの場面の時間帯や季節、光の当たり方などを考慮し、いかに美しく見えるかを考えた」

 -福島市出身で現在は山梨県在住。作品作りにどう作用したか。
 「郷愁を感じさせる風景作りを心掛けてきた。あぜ道や季節の移り変わりなど、自分の記憶や生活から細部を自然に再現できた」

 -今後の仕事について。
 「美術監督の仕事などとは別に、これまでオリジナル絵本を2冊出版した。今後も絵本や映画など、自分の絵で紡ぐ物語を創っていきたい」

■たんじ・たくみ
 昭和49年、福島市生まれ。福島高、東京芸大美術学部絵画科卒。新海誠監督の映画「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」などで美術を担当。福島民報のカルチャー面「つれづれ歌日記」の挿絵も描いている。

福島民報社

最終更新:10/6(木) 12:01

福島民報