ここから本文です

自分を変える習慣

ITmedia ビジネスオンライン 10/6(木) 10:49配信

※この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


●「自分デトックス」で次の成長をつくる

【『やる気はあっても長続きしない人の「行動力」の育て方 自分を変える「7+1の習慣」』】

 仕事でも生活でも、「なかなか思ったように動けない」という人は少なくないのではないでしょうか。やりたいこともやるべきこともたくさんある。向上心のある人なら、そう考えるのだと思います。

 しかし、最近感じるのは、「大きな荷物を持ちながら行動するのは大変」ということです。もっと自分軸で動きたいなら、まずは身軽になること。未来のために、不要なものを捨てて、今をデトックスすることが大事です。

 先日『7つの習慣』をモチーフにし『行動力の育て方』(SBクリエイティブ)を刊行しましたが、行動し、前に進み続けていくためには、どこかで、捨てるべきことも出てきます。

 ここでは、本当にやるべきことに集中するために目の前のことを取捨選択する方法を紹介します。

●進化し続けるための「自分デトックス」

 私のバイブルに、芸術家・岡本太郎著『自分の中に毒を持て』(青春出版社)があります。この本の中に「年をとるほどに、人生を積み減らすべきだ」という言葉が登場します。

 私たちは子どもから大人になり、年を重ねていくにしたがって、出会う人は増え、仕事を請け負い、結婚や子育てなどの責任を引き受けていきます。また経験や知識だけでなく、所有するモノやしがらみも増えていく一方です。

こうした「積み重ねる人生」が当たり前だからこそ、岡本太郎は「"積み減らす人生"を心がけよ」と言ったわけです。

 世間や社会の評価軸によらず、自分の感覚だけを信じて作品をつくり、世の中に意見してきた芸術家のこの言葉には、力強い説得力があります。

 私は、「3年サイクル」で人生計画をつくっているのですが、3年ごとに新しい自分として、新しい人生のゴールを設定するために、「自分デトックス」というマイルールを持っています。

 自分デトックスとは、今の自分を総点検して、「3年後の自分の器」に見合わないものをそぎ落とす作業のことです。

 例えば、もしあなたが「3年後には旅行エッセイを出版したい」というゴールを設定したとします。ここでの3年後の器というのは、「旅行エッセイを出版した作家(エッセイスト)」です。その立場にある自分を強く具体的にイメージしながら、今の自分を見渡してみて、「3年後の自分にふさわしくない」と感じるものをデトックスするのです。「自分デトックス」と名づけているくらいなので、捨てるのはモノにとどまりません。

 食べるものや住まい、情報、人とのつながり、言葉遣いまで多岐にわたります。

 例えば、次のようなものが考えられます。

【自分デトックス例】

・洋服、靴、ネクタイやアクセサリーなど身につけるもの
・手帳や名刺入れ、カバンなど仕事で利用するもの
・財布などお金にかかわるもの
・普段よく行くお店、食べるもの
・住まい、インテリア
・アプリ、メモや写真などスマホやパソコンに入っているデータ
・購読しているメルマガ、ブログ、ツイッターなどのフォロー
・普段つきあっている人、彼らとの会話
・言葉遣い、思考法、くせ

 「自分デトックス」は定期的に行なうことがポイントです。例えば、「毎月1日」「偶数月の第4土曜日」など具体的なタイミングを決めると習慣化につながります。

 繰り返しますが、取捨選択をする上で基準となるのは、「3年後の自分にふさわしいか」というもの。理想の自分を思い浮かべて、身の回りにあるすべてのことを見直してみましょう。

 今の自分にとって必要かどうかはもちろん、理想とするような暮らしや、3年後の自分像に少しでも「合っていない」と感じれば、それはもう捨てるタイミングなのです。

●著者プロフィール:安藤美冬

1980年生まれ、東京育ち。慶應義塾大学在学中にアムステルダム大学に交換留学を経験。株式会社集英社を経て独立。組織に属さないフリーランスとして、ソーシャルメディアでの発信を駆使した、肩書や専門領域にとらわれない独自のワーク&ライフスタイルを実践、注目を浴びる。月間4000万PVを記録する人気ウェブメディア「TABI LABO」エッジランナー(連載)、越後妻有アートトリエンナーレオフィシャルサポーターなどを務めるほか、商品企画、大学講師、コメンテーター、広告&イベント出演など幅広く活動中。これまで世界50ヶ国以上を旅した経験を生かし、海外取材、内閣府「世界青年の船」ファシリテーター、ピースボート水先案内人なども行う。TBS系列「情熱大陸」、NHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」などメディア出演多数。著者に『20代のうちにやりたいこと手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『ビジネスパーソンのためのセブ英語留学』(東洋経済新報社)などがある。会員制オンラインコミュニティ《Wonderland》主宰。

(ITmedia エグゼクティブ)

最終更新:10/6(木) 10:49

ITmedia ビジネスオンライン