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広島 決戦へ向けナインがNGワード設定

東スポWeb 10/6(木) 16:32配信

 広島が“勝つぞ禁止”で日本シリーズ進出を目指す。25年ぶりのリーグ制覇を果たし、球団史上初の本拠地開催でのCSファイナル(12日~マツダ)を戦う赤ヘル。練習試合が予定されていた5日は雨天のため急きょ、屋内練習場での紅白戦形式のシート打撃が行われ実戦勘を養った。

 そんななかナインの間では決戦に向けて“NGワード”が設定されている。「変に『勝つぞ!』と思ってしまったら力みにつながってしまう。だから、ロッカーとかでもみんなそういった言葉はなるべく使わないようにしている。17.5ゲーム差を付けて優勝したのでいつも通りの力を出せれば大丈夫」(ある選手)。邪念を捨て自分たちの野球に徹するために「勝つ」という言葉を禁止しているという。

 この背景には今季2度も味わった苦い経験がある。黒田博樹投手(41)の200勝到達がかかった7月6日の中日戦と7月13日の巨人戦だ。「黒田さんのために勝つぞ!」と意気込んだこの2戦は打線が空回り。2試合でわずか1得点しかできず敗戦し、偉業達成は足踏みとなった。その二の舞いを演じないための作戦なのだ。「あのときは意識過剰になってガチガチになってしまったから、そうならないためにも」(チーム関係者)

 ただ、選手に優勝経験者がいなかった広島はシーズン終盤、V重圧をはねのけるため首脳陣から「『優勝する』と口に出して言わないといけない」という指令が出されていた。これにより、堂々と「優勝」を口にするナインが増えチームがさらに活気づいて“有言実行”を果たしたが、今回はそれとは真逆の作戦。シーズン中のあの勢いに水を差さなければいいが…。

最終更新:10/6(木) 17:50

東スポWeb