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さくらのIoT Platform、2016年11月1日にβサービス開始 通信モジュールは4980円から

@IT 10/6(木) 13:19配信

 さくらインターネットは2016年10月5日、同社のIoT関連サービス「さくらのIoT Platform」について、11月1日にベータテストを開始すると発表した。サービスの機能や仕様については、これまで実施してきたアルファテストでほぼ確定したという。ベータテストでは価格体系を最終決定し、2016年度中の正式提供開始を目指す。

【その他の画像】通信モジュール、検証ボード、シールドボードの定価とベータテストにおけるキャンペーン価格

 さくらのIoT Platformは、専用LTE SIMを用いた独自通信モジュールによって、モノをさくらのクラウドにつなげ、保存するサービス。ユーザーは、同サービスを通じて、さくらが連携しているクラウド事業者やサービスアプリケーションを容易に利用することもできる。「IoTデバイスを作る人々が、セキュリティについて考える必要なく、また、ネットワーク部分のプログラミングがなくなり、モノの機能やサービスの価値を構築することに集中できる」というのが、さくらのIoT Platformの中核的なコンセプト。

●通信モジュールの仕様や機能

 では、モノに組み込む「さくらの通信モジュール」の仕様、機能はどう決まったのか。

 大きさはほぼSDカード2枚。アルファ版開始当時は、LTE接続のみを提供するとしていたが、2.4GHz(非公開)、920MHz(LoRa)も選択できるようになった。これらは共通インタフェースを備えた別モジュールとし、さくらの通信モジュール本体を入れ替えずに接続方式を変更できるようになっている。これに伴い、正式提供開始時にはLTEアップリンクを持つゲートウェイも提供される。なお、LTE通信モジュールには省電力モデムを採用。現時点では電池で数カ月の駆動が可能。この寿命を1年以上に伸ばすことを目指しているという。

 また、通信モジュールに対してはファイル配信が可能になるため、ファームウェアのアップデートなどができる。また、通信モジュールのマイコンに対してプラットフォームサービス側から時刻同期ができる。

 11月1日のベータテスト開始に向け、さくらは10月5日、通信モジュールを販売開始した。後述するが、モノに直接組み込むLTE通信版はキャンペーンの適用で4980円だという。また、ベータテスト期間中のプラットフォーム利用料は無料。

●サービスの機能

 プラットフォームサービスでは、データを自動的に保存し、参照できる機能を提供する。その上で、ユーザーのデータセンター/アプリケーションや、パブリッククラウド/IoTサービスとのデータ連携を図れる。提携先としては、Microsoft AzureのIoT Hub、ヤフージャパンの「myThings」、IBM Bluemix、Amazon Web Services、ウフルが提供しているIoTバックエンドサービスの「Milkcocoa」、チャットロボット向け「BOT TREE」などがある。例えばBluemixで提供している「Node-RED」というサービスでは、ビジュアルインタフェースでIoTアプリケーションの高速なプロトタイピングができる。

 データ連携では、WebSocket、MQTT Broker、HTTP Webhooksによるリアルタイム連携、API経由で条件を指定して一括取得できるバッチ処理の2方式を提供する。

●サービス価格

 通信モジュールおよびオプションボード、プラットフォーム利用料は下図の通り。通信モジュールには、100万回データのやりとりが無償でできる権利が付属する。また、この図では、プラットフォーム利用料は1通信モジュール当たり最低で月間100円で、2万回データのやりとりが無償でできる権利が付属するということになっているが、利用料についてはベータテストの結果を受けて確定する。

●ハウステンボスとPOCを実施へ

 さくらは、IoTヘルスケアのprimesapと組み、病院内の気圧や温度と安眠度の関係を調べる実証実験を実施。tsumugとはスマートロックで実験を行ったという。また、老人などのための通報サービスで、ある企業に協力しているという。

 今後、さくらはハウステンボスと、パーク内のごみ箱にごみの蓄積量を計測するセンサーを取り付け、自動的に回収する仕組みについて、実証実験を行う予定という。

[三木 泉,@IT]

最終更新:10/6(木) 13:19

@IT

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