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北朝鮮 初の核実験から10年=近く仕上げの6回目か

聯合ニュース 10/6(木) 16:34配信

【ソウル聯合ニュース】この10年間、5回の核実験を行って核技術を飛躍的に発展させてきた北朝鮮が核兵器の実戦配備準備の最終段階として、近く6回目の核実験に乗り出すと見る専門家が増えている。

 韓国軍と専門家は北朝鮮が6回目核実験をいつでも実施できる準備を整えており、新たな核実験に踏み切る必要性も十分にあると説明している。

 北朝鮮は9月9日に5回目の核実験を行う前、北東部・豊渓里の核実験場の2番坑道と3番坑道の出口に大きな幕を設置したとされる。

 韓国軍当局は幕が設置されたことを受け、これまで核実験が実施されていない3番坑道で6回目の実験が行われる公算が大きいと見ている。

 5回目の核実験を実施した2番坑道でも核実験を行える準備ができているという。

 北朝鮮の初の核実験(2010年10月9日)は1番坑道で、2回目(09年5月25日)と3回目(13年2月12日)、4回目(16年1月6日)は2番坑道で実施された。5回目の核実験が行われた場所も4回目の場所から400~500メートルだ。

 専門家は北朝鮮が5回目の核実験を実施したばかりの時期に追加の核実験を準備しているのは、核兵器の標準化を最適な状態に近づける必要があるためと指摘する。韓国科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員は9月末にソウルで開かれたフォーラムで、「北は5回の核実験を強行したが、まだ標準化が十分とはいえない」として、「急な軍事的需要によって1~2種類の弾頭を大量に生産するとしても、後でこれを改良するか最適な状態にするための実験をしなければならない」と指摘した。

 北朝鮮が6回目の核実験を行う場合、時期的には今月10日の朝鮮労働党創建記念日が有力とされる。この日に核実験を実施しなければ長距離弾道ミサイルを発射する可能性がある。

 北朝鮮は今年に入り、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の誕生日(1月8日)の2日前に4回目の核実験を行い、故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(2月16日)の前には長距離弾道ミサイルを発射するなど、重要な記念日に挑発を行っている。5回目の核実験も建国記念日に行われた。

 韓国軍の消息筋は「金正恩が8月に行動措置を指示してから16日後に5回目の核実験を実施した」として、「10日の労働党創建記念日など意味のある日を選び、核実験やICBM(大陸間弾道ミサイル)発射などの措置を取る可能性が高い」との見通しを示した。

 北朝鮮が内部の記念日ではなく、米大統領選の推移を見極めながら核実験の時期を判断する可能性があるとの見方もある。

 米戦略国際問題研究所(CSIS)は報告書で、「北朝鮮が11月8日の米大統領選の前後に、核実験やミサイル発射を強行する可能性がある」とした。ここ60年間の北朝鮮の行動パターンを分析したとして、「北朝鮮の指導者たちは米国の選挙に際し、緊張を高めようとしてきた。とりわけ、ここ数年間、そのような傾向が目立った」と説明した。

 一方、韓国の慶南大極東問題研究所の金東葉(キム・ドンヨプ)教授は「米国の次期大統領が就任する(来年)1月と対北当局者の人選が終わる6月のいずれかを追加の核実験の実施日に決める公算が大きい」と分析している。また、「5回目の核実験で北の核技術は技術的に完成したと思う」として、「6回目以降の実験は技術的な側面より、中朝関係など政治的な目的で実施する可能性が高い」と述べた。

最終更新:10/6(木) 16:40

聯合ニュース

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