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「思い込み」で損していませんか? 新興国市場への投資

投信1 10/6(木) 16:35配信

人口減や高齢化社会の進展が予想される日本とは異なり、若い世代の人口が多いなど成長余地が大きく魅力的な投資対象である新興国。皆さんは、途上国や新興国の会社への投資、融資を考えたことがありますか? 

多くの読者の皆さんは、途上国や新興国市場への投資は「リスクが高い」「不安」と考えていらっしゃるかもしれません。その気持ちはとてもよく分かります。しかし、途上国や新興国への投資を「不安だ」という直感的な「思い込み」から敬遠してしまっていることで、もしかしたら損をしているかもしれないのです。

新興国への投資をためらう「思い込み」①:Loss Aversion – 損失回避

次の問題を考えてみてください。

今、あなたは次のような「チャレンジ」をすることができます。

●コインを投げて表が出たら15万円もらえます。裏が出たら10万円失います。

さて、あなたはこの「チャレンジ」をやりますか? 

多くの方は「やらない」という選択をすると思います。それは、おそらく15万円もらえた時のうれしさより、10万円失った時の悲しさの方が大きいからではないでしょうか。これは「Loss Aversion」(損失回避)と呼ばれる一種の心理的バイアスで、期待値がプラスであってもまずは損失を回避する、という人の心理的傾向のためと考えられています。

途上国や新興国市場への投資をためらいがちなのはこの心理的バイアスの影響が強いのではないでしょうか。

*このチャレンジの「期待値」は15万円×1/2(コインの表が出る確率)+(-10万円)×1/2=2.5万円 つまり、数学的に言うと必ず2.5万円もらえるのと同じ価値をもったチャレンジです。

しかし、この賭けを10回やれるとしたらどうでしょう?  もしくは100回やれるとしたらどうでしょう?  「やる」と答える人もでてくるのではないでしょうか。100回中41回以上表を出せれば儲かるからです。コインをたくさん投げれば投げるほど、表と裏の数が近づいていくことは感覚的にお分かりいただけると思います。

*100回中40回表、60回裏でちょうど損得無しになります(15万円×40回+(-10万円)×60回=0円)。よって、41回以上表が出れば得となります。

途上国や新興国市場には、経済成長の真っただ中で、資金需要が豊富にある市場がたくさんあります。少額を多数の新興国市場に分けて投資することで、上のチャレンジを何回も行うのと同じように、リスクを分散し、高いリターンを得られる確率を上げることができるのです。

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最終更新:10/6(木) 16:35

投信1