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国産トリュフ 2新種を確認 栽培技術探る 森林総研

日本農業新聞 10/6(木) 7:00配信

 森林総合研究所などは、日本国内で採取された2種類の白トリュフを新種と確認し、「ホンセイヨウショウロ」と「ウスキセイヨウショウロ」と名付けたと発表した。トリュフは、キャビア、フォアグラと並ぶ世界三大珍味の一つで、今回の2種類とも食用に向く。今後、栽培技術の確立に向けた研究を進める。

 同研究所と東京大学、菌類懇話会が共同で研究している。

 トリュフは、日本ではセイヨウショウロと呼ばれる。日本国内には20種類以上のトリュフが存在する可能性があるとされ、うち2種類が遺伝子検査で海外のトリュフとは明らかに別種だと分かり、命名された。

 「ホンセイヨウショウロ」は大きさが4センチ程度になる品種。ブナ科やマツ科の木の近くに生える。これまでに宮城県、茨城県、大阪府、三重県で見つかっており、日本全国に生息していると見られる。欧米の白トリュフと同じような香りがし、食用に向く。

 「ウスキセイヨウショウロ」も食用に向く。だが、神奈川県でしか見つかっておらず、数が少なく研究には時間がかかる見込みだ。

 トリュフはマツタケやホンシメジなどと同じく、木の根元に生える菌根菌の仲間。地中海沿岸諸国では、トリュフの菌に感染した苗木を植える手法で栽培されている。国産化には、新種が生きた木の根とどのように共生しているかの解明が必要だという。

 農水省の委託事業で、2019年までに栽培技術の確立を目指す。同研究所は「国産化に向け、海外の栽培技術も参考にしながら研究していく」と話す。

日本農業新聞

最終更新:10/6(木) 7:00

日本農業新聞