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【映像】セネガルに野球普及の種まく日本人=青年海外協力隊員 小川龍馬さん

AP通信 10/6(木) 18:22配信

子どもたちの上達に感心

 [ダカール セネガル 取材:3日 AP]

 日本人の小川龍馬さん(24)は国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、アフリカ西部セネガルに派遣され子どもたちに野球の楽しさを伝える活動に取り組んでいる。
 日本や米国、カリブ海地域を除いてアフリカなどではほとんど普及していない野球の楽しさを伝える2年間の活動期間も、早1年9カ月が経過した。

 神奈川県出身の小川さんは、セネガルの首都ダカールで活動しており、その中でも貧しい家庭が集まるワッカム地区の子どもたちに野球教室を開く。週4回の教室には12人ほどが参加し、学校が休みの日には好奇心旺盛な子どもたちが50人も集まって白球を追いかける。
 気晴らしになる遊び場や物が少ないワッカムの子どもたちへ、スポーツの選択肢を拡大してあげるのが使命だ。
 小川さんは、「ワッカムのチームに来たときは、子どもたちはルールも知らず、野球というスポーツすら知らない人がほとんどだったが、今では子どもたちが自分たちで野球ができたり、人が来たら(野球を)自分たちで紹介できるようになった。任期もあと3カ月で終わりを迎えるが、ここまでまさかくるとは思っていなかった部分があるので、すごく満足している」と子どもたちの上達ぶりに感心する。

異国の地で出会った人々からのサポート

 セネガル・ダカールに赴任したJICAの青年海外協力隊員は小川さんで3人目。途上国の社会的成長を援助するJICAボランティア事業には日本政府の政府開発援助(ODA)予算が充てられている。
 JICAによると1970年以降、海外に派遣された野球担当の青年海外協力隊員は230人で、ソフトボール担当隊員は54人。小川さんを含め隊員たちは派遣先の国の文化や言葉の壁に直面し、多くの課題を克服しながら現地の人々に溶け込まなければならない。
 ダカールの生活について小川さんは、「最初は野球以外に生活面でもかなり大変なことが多く、フランス語も現地語(ウォロフ語)も上手く話せないので厳しかったが、近くのブティックのお兄さんや、近くで果物を売っているお兄さん、野球を教えている子どもの親に助けてもらいながらここまで1年9カ月生活することができた」と現地住民のサポートに感謝している。

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最終更新:10/7(金) 10:33

AP通信