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[試乗]VW パサート「2.0TSI R-Line」 ~ジェントルが”スポーツ”を手に入れた~

オートックワン 10/6(木) 12:10配信

魅惑のプロポーション、8代目「パサート」

ちょうど1年ぐらい前のこと。フルモデルチェンジが行われて8代目となった新しい「フォルクスワーゲン パサート」に触れることができて、僕はふたつのことにちょっとした驚きを感じていた。

[画像80枚超]フォルクスワーゲン パサート「2.0TSI R-Line」

ひとつは、スタイリングがとても魅力的に感じられたこと。特にセダンのプロポーションのよさに目が惹かれた。

MQBと呼ばれるモジュールシステムを導入するのに伴って、パサートとしては先代から何も引き摺ることのできない全面的な設計変更が必要になったわけだが、それをいい方に持っていくことができたのだろう。ホイールベースが80mmも長くなり前後のオーバーハングを短くしたことで、とても伸びやかな基本姿勢を生み出し、さらには線の強弱の付け方やクロームのあしらい方の巧みさで、現代建築を連想させるシンプルながら立体的な印象を形作っている。

単にスタイリッシュなだけでなく、フォルクスワーゲン(=国民車)という名前を超えた格調の高さすら感じさせられた。歴代パサートの中で最も魅力的だ、と思ったものだった。

ベースモデルの1.4ターボでもなんら物足りなさなし

もうひとつは、全長4.8m近く、全幅1.8m超の堂々たるボディを1.4リッターターボで走らせるというのに、物足りなさというものが全く感じられなかったことだ。

過分な速さというのはないのだが、低速域から思いのほか豊かなトルクが湧き出してきて、ドライバーの意志に忠実に仕事をこなしてくれる。街中ではもちろん高速道路に滑り込んでも、これで充分でしょ、と感じられるぐらいの好パフォーマンスを見せてくれたのだ。

ブランドのフラッグシップモデルが1.4リッターターボで楽々通用してしまうことに、あらためて驚きを感じさせられたものだった。

だがしかし・・・2.OTSIは格段にスポーティなテイストだった

が、それはそれ、だ。

新たに2リッターターボを搭載したパサートを走らせてみたら、やっぱりこっちがいいな、と感じてしまったのだから単純なものである。ジェントルなドライバーなら従来からの1.4リッターターボ搭載モデルで何の不自由もないけれど、クルマによりスポーティなテイストを望むなら絶対にこっち。

そう感じさせるだけのものが、新しいパサート&パサートヴァリアント「2.0TSI Rライン」にあったのだ。

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最終更新:10/6(木) 12:10

オートックワン