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下町ボブスレー、平昌五輪に向け新型ソリ「下町スペシャル」完成

日刊工業新聞電子版 10/6(木) 13:51配信

世界最高のソリ

 東京都大田区の町工場を中心とした約200社が技術を結集して製造した下町ボブスレーが5日、披露された。ジャマイカチームへの無償貸与に合わせ、ボディーは国旗の黒、黄と緑で塗装。ジャズミン・フェンレイター選手は「世界最高のソリだと確信している」と2018年韓国・平昌(ピョンチャン)五輪出場に自信をみせた。

 東京都大田区の町工場を中心に結成する下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会は5日、新型ソリ「下町スペシャル」が完成したと発表した。参加した約200社の技術を結集し、低重心かつ軽量なソリに仕上げた。同ソリはジャマイカボブスレー連盟に無償で貸し出す。同連盟とともに2018年韓国・平昌で行われる冬季オリンピック出場を目指す。

一体削り出しで製造
 今回のソリはジャマイカチームの要望により低重心化を徹底した。部品は複雑形状を金属から削り出す「一体削り出し」で製造。接合部がなく、精度と強度の高い加工で軽量化し、滑走抵抗を低減して操縦性を高めた。ソリは21日に引き渡す。ジャマイカのジャズミン・フェンレイター選手は下町スペシャルに実際に触れ、完成度を高く評価した。

 同委員会ゼネラルマネージャーの細貝淳一マテリアル社長は「ジャマイカチームの身体能力と我々の技術を合わせればメダルを取れる自信がある。PRが苦手な職人が多い大田区から、技術力を世界中にアピールしたい」と笑顔をみせた。

最終更新:10/6(木) 13:51

日刊工業新聞電子版