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エアライン初「LINE」で搭乗サービス 背景に中小航空会社の難しさ AIRDO

乗りものニュース 10/6(木) 18:45配信

「トーク画面」で、自分だけの「旅のコンシェルジュ」と会話

 北海道の航空会社AIRDOが2016年10月6日(木)、スマートフォンアプリ「LINE(ライン)」を活用した新搭乗サービス「AIRDO ONLINE Service」の記者発表会を行いました。

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 同サービスは、2016年10月18日(火)に開設されるAIRDOの「LINE」アカウントに友だち登録するだけで、トーク画面上で予約照会や運行情報、旅の情報などが取得できるというもの。予約照会からQRコードを表示させ、その画面を端末にかざすだけで保安検査場を通過できる搭乗手続き不要の「スキップサービス」も提供されます。「LINE」を活用した搭乗サービスは、エアラインでは初の導入です。

「ひとりひとりのニーズに合った1対1のコミュニケーションで『旅のコンシェルジュ』になります」(AIRDO営業本部、三松貴文さん)

 会話のようなコミュニケーションのなかで、キーワードに応じて必要な情報を提供するのが特徴の、このサービス。「LINE」トーク画面上で「札幌」などと入力すると、札幌近郊の観光情報が提供されたり、同社のキャラクター「ベア・ドゥ」の名前を入力すれば、その画像が表示されたりするほか、遅延情報や急な搭乗口の変更アナウンスなどもトーク画面上に配信されます。

中小航空会社の難しさ、それを「LINE」で

 この搭乗サービスは、「LINE」の法人向けサービス「LINE ビジネスコネクト」を活用したもの。「LINE」でサービスを展開する理由についてAIRDOの草野 晋副社長は、ユーザーひとりひとりの情報取得量が増えているなか、単にメールでクーポンやカレンダー情報を送るだけではユーザーに届きづらくなっていることから、「LINE」のサービスを活用し、企業とユーザーが「1対1」で、かつ双方向のコミュニケーションを可能にするためと話します。

 また、ダウンロードアプリで「スキップサービス」を提供する航空会社もあるなか、「LINE」でサービスを行う理由について、草野副社長は「我々のような中小の航空会社では、アプリを用意してもなかなかダウンロードしてもらえません。1回の旅行のためにダウンロードされても、それ以降はあまり使われなくなってしまいます。そこで、6000万人ものユーザーが日常的に利用する『LINE』でサービスを展開することは、企業とユーザーの双方にメリットがあります」と話します。

 AIRDOでは、当面の獲得ユーザー数を約150万人と想定。現状では未対応の、搭乗便の予約そのものや決済も「今後ぜひ展開していきたい」(草野副社長)とのこと。また、LINEの田端信太郎上級執行役員は今後、人工知能を活用し、現実の人とチャットをしているような自然な会話ができるコンシェルジュ機能をもたせたいといいます。

 なお、2016年10月18日(火)から2017年1月9日(月)までのあいだに、「LINE」上でAIRDOを友だち登録すると、「ベア・ドゥ」のアニメーションスタンプがダウンロード可能。AIRDO公式ウェブサイトでは2016年10月6日(火)から、無料航空券などが当たる記念キャンペーンも実施されます。

乗りものニュース編集部

最終更新:10/6(木) 19:01

乗りものニュース