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メルセデスF1、ハミルトンのエンジントラブル原因をいまだ解明できず

オートスポーツweb 10/6(木) 7:00配信

 メルセデスF1チームのエグゼクティブディレクター(テクニカル)、パディ・ロウによると、チームはマレーシアGPでルイス・ハミルトンが首位を走っていた時に起きたエンジントラブルの原因をまだ解明できずにいるという。

2016年マレーシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、エンジントラブルでリタイア

 ハミルトンはそのまま優勝していればチームメイトのニコ・ロズベルグからチャンピオンシップ・ポイントリーダーの座を取り戻せる見込みだったが、彼のエンジンはセパンのレースの終わりから15ラップの所で火を噴いてしまった。

 彼のパワーユニットの故障は今年に入って3回目で、1回目と2回目の故障は中国とロシアでの予選で起きている。ハミルトンはあと5レースを残すところでロズベルグと23ポイントの差がついてしまった。

 メルセデスのボス、トト・ウォルフは日曜日、ハミルトンがタイトル争いの最中に新たなエンジントラブルに見舞われないようにあらゆる手を尽くして原因を究明すると述べていた。

 今週末の日本GPを前にロウはこう語った。「我々は彼のエンジンの問題を引き続き調査している」
「我々は問題を把握し、それが残りのシーズンにまた起きるのを阻止するためできること全てをやっているところだ」

「現状、エンジンの故障にも関わらず、残りの5レース用にルイスにはニコと同じ数のパワーユニットのストックがある。その中にはすでに使用済みのパワーユニットもあり、それはフリー走行で搭載することができる」
「従って、うまくいけばこれ以上、彼のプログラムに影響が出ることはないだろう」

 ウォルフは言う。 「こうした故障については合理的な説明やパターンはない。もしあったら我々は解決しているよ」

■メルセデスは「ハミルトンを失望させた」

 ウォルフはロズベルグとのタイトル争いにおいて、メルセデスがハミルトンを失望させてしまっていることを認めた。

 ロズベルグがこのままタイトルをつかんだ場合、ラッキーな世界チャンピオンとみなされるのではないかと問われて、ウォルフは答えた。「F1はメカニカルスポーツだから、こういったことは起こりうる」
「このようにとても不幸な偶然が起こってしまった。カジノのルーレットで連続6回赤が出たような気分だ」

「しかし2014年にはニコが最終戦(アブダビでタイトル獲得のためハミルトンとの戦いに挑んでいたにもかかわらず)、レース中盤にエンジントラブルに見舞われた」
「チャンピオンシップの重要な局面でエンジントラブルが起こるとは腹の立つことだ。今年、我々は彼(ハミルトン)を失望させている。今年は彼がそういう目に遭っている」

 ハミルトンは「このことをいつまでも気にしていてもしょうがない」と思っており、自分の内面の強さを見出して次の5レースの週末に反撃に出ると主張した。
 しかしハミルトンは、ここから挽回し、彼にとって4回目のワールドタイトルを勝ち取るすべを見つけられずにいる。運に見放されて負けるなら、それを受け入れるしかないと彼は語った。

「僕はこれからも戦い続ける」と彼は言った。
「でも今年の終わりに、僕のこれまでの全ての努力をもってしても、僕が勝ち、チャンピオンになることを大いなる力が望まないのだとしたら、それは受け入れなくてはいけない」

「自分が全てを捧げ、自分にできうることを全てやり、僕たちができること全てをやり尽くしたということが分かって今年を終えることができたら、これ以上のことはないんだ」

[オートスポーツweb ]

最終更新:10/6(木) 7:04

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