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県知事選告示 石井・米谷氏が立候補

北日本新聞 10/6(木) 9:12配信

 任期満了に伴う知事選は6日告示され、届け出順に、いずれも無所属で、4選を目指す現職の石井隆一氏(70)=富山市宝町=と、新人で政治団体「明るい富山県政をみんなでつくる会(みんなの会)」代表委員の米谷寛治氏(69)=滑川市中川原=の2人が立候補した。3期12年の石井県政の評価や多選の是非、政務活動費不正問題への対応などが主な争点となりそうだ。投開票日は23日。

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めて行われる知事選で、2008、12年に続いて、同じ候補による3度目の一騎打ちとなった。石井氏は自民、民進、公明各党の県組織が、米谷氏は共産党県委員会が推薦した。社民党県連は自主投票を決めている。

 石井氏は富山市経堂で出陣式に臨んだ。自民の国会議員や公明の県議、各界代表者から激励を受け、12年間で取り組んだ財政再建の実績をアピールし、北陸新幹線開業効果の持続、地方創生の実現に向けた取り組みなどを訴えた。高岡市丸の内でも出陣式を行い、支持を求めた。

 米谷氏は富山市下冨居の事務所前で第一声を上げた。医療・福祉や教育に手厚い県政への転換を掲げ、環太平洋連携協定(TPP)や原発再稼働を推し進める国政に「ノー」と言える知事を目指すとした。県議補選、富山市議補選とも連動して、不正を許さない政治を実現すると強調した。

 期日前投票は県内43会場で行われる。期間は7日から22日まで(一部会場除く)。12年の前回選の投票率は過去2番目に低い38・66%で、県選管は投票を呼び掛けている。


■人が輝く元気な富山に 石井氏
 知事3期目は、北陸新幹線開業対策に力を注いできた。開業から1年7カ月たち、乗客、宿泊客数が増えるといった効果が続いている。3期12年で行財政基盤も再構築することができた。初当選したころから取り組みたかった「人が輝く元気な富山県づくり」を、いよいよ本格的に進めたいと考えている。新幹線の一日も早い京都・大阪への延伸実現にも全力投球する。新幹線開業と政府の地方創生戦略を二つの追い風に、富山県の新しい未来をつくっていく。明るい兆しは見えてきている。若い世代の移住者が増え、出生率も上がってきた。国会議員や県議、市町村長、各界の皆さんらと力を合わせ、「チームとやま」の姿勢で、富山県の限りない発展と県民の幸せのため、全身全霊で頑張っていく。

富山県知事▽元総務省自治税務局長、元消防庁長官、元早稲田大大学院客員教授▽東京大法学部卒▽現住所=富山市宝町▽事務所=同市天正寺1083(電)076(482)5167


■県民本位の県政に転換 米谷氏
 知事選に挑むに当たり、三つの主張をしたい。第1に、大企業本位の県政を続けて良いのかという点。子どもの医療費の無料化、35人学級の高校3年までの導入を実現し、県民本位の県政に転換したい。第2に、安倍晋三首相による悪政から県民を守りたい。TPPや原発再稼働など政府が推し進める政策に問題があるのは明らか。沖縄や鹿児島の知事のように、国に対してはっきり「ノー」と言える知事になりたい。第3に、政務活動費の不正を決して許してはならない。議会には自浄作用が求められるが、不正を確認した首長にも告発の義務があるはずだ。今回の知事選、県議補選、富山市議補選には全国が注目している。「不正を許さない」と主張している私たちが、一連の選挙では必ず勝利しなければならない。

 明るい富山県政をみんなでつくる会代表委員▽前県労連議長、前県高教組委員長▽富山大文理学部文学科卒▽現住所=滑川市中川原▽事務所=富山市下冨居1-7-56(電)076(442)8505

北日本新聞社

最終更新:10/7(金) 0:43

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