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アツアツ天ぷら、障がい者就労支援事業所で販売 与那原町

沖縄タイムス 10/6(木) 8:00配信

 沖縄県与那原町与那原の中央通りに1日、約1年ぶりに天ぷら屋が復活した。障がいのある人たちの就労支援を行う就労継続支援B型事業所「ゆいまーる」が開所し、揚げたての天ぷらの販売を本格的にスタートした。古い町並みでの新たな出発に職員4人、利用者5人は「できることから始めたい」と張り切っている。(南部報道部・天久仁)

 同場所には長年、天ぷら屋があったが、1年ほど前から店を閉じていた。店は与那原の大綱づくりを行う通り沿い。7月末、開店準備中だった事業所管理者の渡眞利保さん(53)が店でかき氷を売っていると、多くの人に「天ぷらは売っていないのか」と問い掛けられたという。

 当初、パンやクッキーの製作を想定していた渡眞利さんだが「難しそうだが、あえて天ぷらにしよう」と決意。設立準備と平行して、味見のため県内専門店を巡った。

 試しに店で天ぷらを揚げてケースに並べるとよく売れた。連日の味見で3キロ太ったという渡眞利さんだが「これで心に火がついた」という。

 定番は魚、イカ、野菜、イモ、モズクの5種類で1個50円。「いつもアチコーコー」をモットーに、1日300個作ったこともある。

 作業所で働く利用者は20代~50代の5人。当時あった店を知る大城幸代さん(44)=与那原町=は「うれしいですね。料理が上手になり、おいしい天ぷらが作れるようになりたい」と期待する。山城竜樹さん(36)=南風原町=は「やってみないと分からないが、頑張りたい」と意気込んでいる。

 利用者のほとんどが天ぷら作りは素人で、小麦粉をまぜて野菜を切る作業から始める予定だ。渡眞利さんは「それぞれの個性を大切に、少しずつハードルを上げて社会とつながりたい」と話した。

 天ぷら屋の営業は毎日午前10時~午後4時。(「ゆいまーる」利用者の活動は月~金)。問い合わせは同所、電話098(871)9810。

最終更新:10/6(木) 8:00

沖縄タイムス

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