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「クアの道」人気急上昇 珠洲の遊歩道、今年度400人超

北國新聞社 10/6(木) 3:27配信

 珠洲市蛸島町の遊歩道「クアの道鉢ケ崎」で、指導者付きウオーキングを楽しんだ観光客数が今年度、400人を超える人気となっている。昨年度は利用がなかったが、近くの珠洲ビーチホテルを利用するバスツアーの主催旅行社へのPRが奏功した。中高年層の人気が高く、関係者は全国に魅力をさらに発信し、ドイツ発祥の療養旅行「クアオルトツーリズム」の珠洲定着を目指す。

 クアの道鉢ケ崎は、2014、15年度に市が整備した。「日本の渚(なぎさ)百選」の鉢ケ崎海水浴場や保全林を歩く「里海コース」2キロと、鉢ケ崎オートキャンプ場周辺の「里山コース」2キロで構成される。歩行者の膝腰の負担低減と運動量を増やす効果を狙い、道に木片が敷かれており、市は潮風や陽光を浴びる効能で健康増進を図ることも期待する。

 運動指導者付きのウオーキング企画は昨年12月、珠洲ビーチホテルが始めた。しかし、知名度不足から、昨年度は利用者がいなかった。このため同ホテルなどは、旅行会社や珠洲で自然体験イベントを開く主催者に周知したところ、今年4月から10月2日までに、中高年層を中心とするツアー客390人と、日帰りイベント客24人の計414人がウオーキングを楽しんだ。

 市や金大能登学舎、同ホテルなどは、自然資源を活用した滞在型保養地づくりを目指す「クアオルト研究会」を運営している。クアオルトとはドイツ語で保養や療養地の意味で、森や海、天然温泉など自然の中で健康を維持する考え方を指し、クアの道鉢ケ崎は珠洲版クアオルトの中核施設となっている。

 市は、11月9日に島根県太田市で開幕する日本クアオルト協議会の大会で鉢ケ崎の取り組みを紹介し、誘客を図る。同ホテルの担当者は「珠洲の豊かな自然を生かし、クアオルトによる観光振興を図りたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:10/6(木) 3:27

北國新聞社