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クレディSが93億円支払いに同意-預かり資産の開示に不備とSEC

Bloomberg 10/6(木) 9:59配信

スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループは、プライベートバンク部門の資産開示が不適切だったと米証券取引委員会(SEC)から指摘された問題を決着させるため、9000万ドル(約93億円)の支払いに応じることでSECと合意した。

SECの5日の発表文によれば、クレディ・スイスでは2011年10-12月(第4四半期)から12年にかけて、営業目標を達成する取り組みの中で一部の顧客資金について運用資産に分類する決定が行われた。不適切な再分類を行うよう圧力をかけたとされるロルフ・ボーグリ元最高執行責任者(COO)は、肯定も否定もしないまま8万ドルを支払う決着に応じた。同行はマネージャーからの圧力が証券規則の違反につながったと認めた。

SECのアンドルー・セレスニー法執行局長は「クレディ・スイスは純流入資産の評価を体系的なプロセスに従って行っていると投資コミュニティーに伝えていたが、実際には目標達成のためにプロセスが操作されていた」と発表文で指摘した。

SECによると、11年第4四半期にプライベートウェルス顧客の資産10億ドル余り、12年1-3月(第1四半期)には別の顧客の資産40億ドル余りが運用資産に再分類された。後者については、同四半期にウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)部門で報告された純流入額の75%余りを占めた。運用資産に分類することで通常、カストディー(保管・預かり業務)よりも高い手数料が得られる。

クレディ・スイスの広報担当のニコル・シャープ氏は「SECの調査に協力し、内部で適切な是正策を講じた。当行の顧客は損害を被っていない」と発表文で説明した。

原題:Credit Suisse to Pay $90 Million Over Asset Disclosures (2)(抜粋)

Matt Robinson

最終更新:10/6(木) 9:59

Bloomberg

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