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ドイツ銀に140億ドル要求-米司法省は当初30億ドル程度想定と関係者

Bloomberg 10/6(木) 10:43配信

今年の夏、ドイツ銀行の住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる調査を担当していた米司法省当局者らは、同行が問題決着で20億ー30億ドル(約2070億-3100億円)の支払いに合意すると見込んでいた。事情に詳しい関係者が明らかにした。

だが、先月明るみに出たニュースは、米当局が140億ドルの支払いを要求して交渉を開始したというもので、ドイツ銀はそうした金額は支払わないと主張。この9月の展開は市場を驚かせて混乱させ、ドイツ銀が資本調達を迫られるとの見方から株価は上場来安値を更新した。

何が司法省に要求額を引き上げさせたのかは不明だが、その前の数カ月間に情勢が変わったのは確かだ。

司法省幹部の人事異動で、RMBS関連調査の担当者が変わったのだ。新担当者は同省ナンバー3となったビル・ベア氏で、シカゴでの先週のスピーチでは十分に協力しない複数の銀行を批判。非協力的な態度が問題解決の遅れや不透明感につながっていると、銀行名を挙げずに指摘した。また、個人や組織の責任の所在を明らかにしたい米政府の下、ドイツ銀調査を担当するニューヨーク市ブルックリンの連邦検事事務所で検察官が増えた事情もある。

司法省のマーク・アビューグ報道官、ドイツ銀広報のルネ・カラブロ氏はいずれもコメントを控えた。

原題:Deutsche Bank’s $14 Billion Scare Came as Ground Shifted in U.S.(抜粋)

David McLaughlin, Tom Schoenberg

最終更新:10/6(木) 10:43

Bloomberg