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eスポーツ的な真剣勝負もド派手なスキルでわいわい戦うモードも完備! 新作FPS『BLACK SQUAD』先行体験リポート

ファミ通.com 10/7(金) 0:02配信

文・取材:ライター バーボン津川

●韓国ゲーム大賞・優秀賞を受賞した大作FPSが日本に上陸
 2016年9月30日、NHN ハンゲームが2016年秋よりサービスイン予定のPC用オンラインFPS『BLACK SQUAD』のメディア向け先行体験会が実施された。

 『BLACK SQUAD』は韓国NS Studioが開発した新作タイトル。韓国では2015年からサービスが開始されており、100万オーバーのID登録を達成。韓国ゲーム大賞で優秀賞も受賞した、いま勢いに乗っているFPSと言える。

 体験会の開始に先駆け、本作の日本運営プロデューサー・久東謙太氏からゲームの概要が説明された。「『BLACK SQUAD』は競技面に配慮されたタイトル。豊富なゲームルールの中にはカジュアルなものもあり、さまざまなプレイヤーが楽しめる作品となっている」と久東氏は解説した。eスポーツ的な面はもとより、カジュアル層も取り込もうとする本作の遊び心地はどうなのだろうか。

●競技性の高さとカジュアルさの両方を持つ新作FPS
 対戦の前に、まずはチュートリアルをプレイ。移動(WSADキー)や射撃(左クリック)、しゃがみ(Ctrlキー)といった基本動作は一般的なFPSと大差ない。ただし、本作にはいわゆるダッシュ機能が設けられておらず、近接武器の装備中に移動速度がアップするシステムを採用している。目的地に急ぎたいときなどは、マウスのホイールボタンに割り振られている近接武器へのクイックチェンジ(押下中は近接武器に持ち替わる)を利用することになる。

 久東氏によると「ほかの作品でShiftキーでのダッシュに慣れている方は、ホイールボタンに割り振られている近接武器へのクイックチェンジをShiftキーに設定するといいかもしれません」とのことだ。

 最初に感じたのは、グラフィックの美しさ。それもそのはず、体験会にはGTX1000番台の最新グラボ搭載PC(ドスパラ提供)を使い、最高画質でプレイしていたからだ。オプションの項目を見ると、グラフィックス設定を細部まで調整できる模様。FPSとしては欠かせないFOV(視野角)や明暗のバランス、さらにはレティクル(照準)の色や形の変更など、細かく調整できるのはありがたい。

 チュートリアル後はトレーニングルームでいくつかの武器を試し打ち。威力は高いが反動が大きかったり、連射力が優れていたりなど、武器の多様さは従来のFPSタイトルと同様だと感じられた。同型の武器でもドットサイトやグレネードランチャー、サイレンサーなどの対応アタッチメントが異なるバリエーション違いも確認できた。どの武器をチョイスするか、プレイヤーごとの好みが表れそうだ。

 本作に登場する銃器は全体的に新しめ。SCAR-HやTAR-21などの有名な現代銃がそのまま採用されている。お気に入りの銃を使うもよし、性能だけで選ぶもよしと、武器の選択はプレイヤーしだいだ。

 練習だけではFPSのおもしろさは判断できないということで、集まったメディアを2チームに分けて対戦を行うことに。1戦目は攻めと守りに分かれて爆弾の設置・防衛を行う“爆破モード”。競技性が高く、多くのFPSタイトルで大会用のモードとして採用されている。

 体験会では運営チームのスタッフを交えて5対5での対戦が行われた。ボイスやテキストでのチャットは使用せず、全員が敵に向かって突撃していくスタイル。しかしながら、やはり爆破モードの醍醐味である“一度倒されたらそのラウンドは復帰できない”という緊張感は十分だ。物陰に隠れながら敵を待ち伏せたり、開けた広場でスモークグレネードを駆使して進んでみたり、やっぱり爆破モードはおもしろい。

 マップの広さはざっくり分けて大・中・小の3段階。このときプレイした“コレクション”は広い部類に入り、高低差が大きい印象だった。韓国でも大会用のマップとして使われているとのこと。

 爆破モードで使用されるほかのマップも見てみたところ、やはりどのマップも爆弾設置ポイントとなるA、Bに向けて、大きく3つのルートが用意されていた。もちろん、マップごとに入り組み具合や高低差が違うので、さまざまな戦術が生み出されるのは間違いない。

●これが『BLACK SQUAD』の本領か!? カジュアルに遊べる“破壊モード”
 つぎにプレイしたのが“破壊モード”。それぞれの陣営にあるコンテナを破壊・防衛しながら競い合うモードで、爆破よりもだいぶカジュアルよりな印象を受けた。破壊モードでは4つの兵科からひとつを選択して戦闘に挑み(試合中はほかの兵科へと変更ができない)、兵科ごとに4種類ずつのスキルを使用できた。まずは兵科とスキルを説明しよう。


◆突撃兵/Assalut

[レベル1]クレイモア
自動で敵を感知して爆発する対人地雷・クレイモアを設置できる

[レベル2]M32
携帯型グレネードランチャーを使用できる

[レベル3]ヘルファイア
指定したエリアに空対地ミサイルによる爆撃を行う

[レベル4]タイラント
ミニガンと高い耐久力を誇るタイラントユニットを装備する


◆援護兵/Support

[レベル1]体力回復キット
その名のとおり、体力回復キットを使用できる

[レベル2]XM25
弾丸を放物線上に飛ばすグレネードランチャー。遮蔽物に隠れた敵も攻撃可能

[レベル3]セントリーガン
自動で敵を攻撃するセントリーガンを設置する

[レベル4]榴弾砲
指定エリアに榴弾砲による火力支援攻撃を行う


◆工兵/Engineer

[レベル1]弾薬補充キット
メイン、サブ武器の弾を補充できるキットを使用できる

[レベル2]AT4
敵が使用する兵器に対して高い威力を誇る携帯型ロケットランチャーが使用できる

[レベル3]トロフィー
敵の発射体(グレネードやランチャーなどの爆発物)を自動迎撃するトロフィーを設置する

[レベル4]攻撃ヘリ
上空から敵を攻撃する攻撃ヘリを呼び出す


◆偵察兵/Recon

[レベル1]UAV
使用すると周辺の敵の位置がミニマップと全体マップに表示される

[レベル2]ソナービジョン
障害物を透視して敵の姿を確認できるソナービジョンを装備する

[レベル3]STEYR50
高威力により着弾点付近にも影響を与える対物ライフルを装備する

[レベル4]戦闘爆撃機
指定エリアに戦闘爆撃機による空爆を行う

 敵をキルしたり敵陣営のコンテナを攻撃したりすることでスコアを稼ぎ、一定値まで貯めることで、スキルがレベル1から解放されていく。スキルはスコアポイントを消費して使用する仕組みだ。

 兵科ごとに使用武器が限られるなどの制限はまったくなし。チームメンバーとのバランスを考え、自分の好きなものをチョイスすればいいだろう。自分は敵の位置を知れば有利に戦えるだろうと、偵察兵をチョイスした。

 やはりUAVやソナービジョンで敵の位置を確認できるのが非常に便利。UAVの効果は味方にも共有されるので、チームに誰かひとりはほしい兵科だろう。スコアも順調に稼げたので、レベル3のスキル“STEYR50”や、レベル4のスキル“戦闘爆撃機”も何度か使用するチャンスがあった。だが、いずれも使いこなすのが難しく、大きな戦果にはつなげられず。

 STEYR50は威力も反動もすごいスナイパーライフルのようなもので、どんなFPSでも狙撃が苦手な自分にとっては豚に真珠状態。狙撃が苦手な人は戦闘爆撃機が使えるようになるまで地道にスコアを貯めたり、逆にUAVだけに絞るような戦いかたもアリだと思った。兵科ごとにいろいろと研究できそうだなぁ。

 実際の試合展開についても少し書いておこう。序盤は適度に銃撃戦が発生したが、久東氏が「拠点(コンテナ)にダメージを与えるのにもっとも効率がいいのが、近接武器です」と解説したところで戦況が一変。交戦を避け、ひたすら拠点を近接武器で攻撃し続ける不届き者が続出した(自分を含む)。

 こっそり忍び込む敵を阻止したり、逆に囮に使ってほかのコンテナを攻撃したりと、かなりカオスな戦いだったのだが、それもそのはず。本来は16対16で戦うところを、5対5で戦っていたわけで、役割分担もままならない状態だったのだ。

 そういう意味でも、本来の魅力を存分に体験し切れなかったのが残念だが、「もし16対16だったら、自分はこう動きたかった」などと考えるだけで、よだれが出そうになる。やられても無制限にリスポーンするため、もっとカオスに動き回るのも楽しそうだ。緊張感あふれる爆破モードもいいが、お祭り感を楽しめる破壊モードも魅力的。「軽く1戦だけ遊ぼう」なんてときに便利かもしれない。何も考えずに撃ち合い、派手なスキルをバンバン使うのも、それはそれで楽しいものである。

 ちなみに、兵科選択やスキル使用は、特定のゲームモードでのみ行えるようになっている。そのため、爆破モードでUAVを使ったりはできない。ゲームモードの持つ本来の競技性を損なわないためだろう。なお、ゲーム内で確認できたルールは以下の6つ。こちらも紹介しておこう。


◆カジュアル
【殲滅】
10対10。敵を倒すとポイントを獲得。既定のポイントに先に達したチームの勝利。いわゆるチームデスマッチ。兵科は使用不可

【占領】
10対10。マップ内に配置された拠点を奪い合う。終了時により高いポイントを獲得したチームの勝利。兵科は使用可能


◆クラシック
【爆破】
10対10。攻撃と防衛に分かれ、爆弾を設置・阻止するモード。途中で攻めと守りのサイドを交替する。兵科は使用不可

【暗殺】
10対10。VIP(ターゲット)を倒すモード。VIPを倒し、より高いポイントを得たチームの勝利。兵科は使用不可


◆バトル
【破壊】
16対16。マップ内に配置されたオブジェクトを攻撃してポイントを稼ぎ、制限時間の終了時に高いポイントを得たチームが勝利。兵科は使用可能

【強襲】
16対16。兵科の使用が行えるチームデスマッチ。基本ルールは殲滅と同じ

 これにて体験会が終了。久東氏に韓国での大会事情について尋ねてみると、「すでに韓国では大会も行われている。使用ルールは爆破モードで、人数は5対5。日本でも準備が整いしだい、開催していきたい」とコメント。カジュアルなモードを使ったイベントの計画については、「まだ予定はないが、反響が大きければイベントなどで開催すれば、いろいろな人に楽しんでもらえそうだと考えている。こちらも前向きに検討したい」と語ってくれた。

 体験会は少人数での対戦だったため、その魅力を最大限に体感することはできなかったが、“eスポーツをメインにして、カジュアルさも取り入れている”という要素の片鱗は十分に感じられた。“競技性の高いガチなFPS”と、“誰でも楽しめるカジュアルなFPS”というふたつの顔を持つ『BLACK SQUAD』。本作のクローズドβテストは今秋からスタートされ、正式サービスへと動き出していく。日本でどのような展開を見せるか、ぜひ注目したいところだ。

最終更新:10/7(金) 0:02

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