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『七人の侍』は映画界のシェイクスピアみたいなもの

シネマトゥデイ 10/7(金) 4:20配信

 スターが結集した話題作『マグニフィセント・セブン』(2017年1月27日日本公開)について、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、アントワーン・フークア監督が9月19日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

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 本作は、黒澤明監督の『七人の侍』と同作をリメイクした『荒野の七人』を原案にした西部劇。悪漢バーソロミュー(ピーター・サースガード)に夫を殺された、ローズ・クリークの町に暮らすエマ(ヘイリー・ベネット)が、賞金稼ぎのサム(デンゼル)、ギャンブラーのジョシュ(クリス)、射撃の名手グッドナイト(イーサン)、ハンターのジャック(ヴィンセント)ら7人を雇って、バーソロミューへの復讐を計画するというもの。映画『トレーニング デイ』『イコライザー』でデンゼルとタッグを組んだアントワーン・フークアが監督を務めた。

 どんなビジョンを持って手掛けたのか。フークア監督は「『七人の侍』は映画界のシェイクスピアみたいなもので、あれをリメイクすることはできない。また、人々に愛されてきた『荒野の七人』も個性があった。僕が描いたビジョンは、『ワイルドバンチ』(時代の波に取り残された無法者を描いた西部劇)を『荒野の七人』や『七人の侍』と交錯させたような、ダークでぶっきらぼうな7人を想像し、そこからキャラクターを膨らませた」と2作に敬意を表する形で製作したようだ。

 準備についてデンゼルは「まず乗馬から始めた。実際に僕が映画内で乗った馬に、半年以上も週に2、3回乗って慣れるようにした。その間に馬に餌をやったり、歩かせたり、体を洗ったりした。話したりもした(笑)」と答えた。撮影現場についてイーサンは「気温が40度で、雨が降ったこともあった。でも、(乗馬の練習をした)ブートキャンプはとても楽しかったし、街のセットは完全に西部劇のために建設されていて、演じやすかった」と振り返った。

 この中で射撃が一番うまいのは誰か、との質問に「クリスはどんな銃でも、何でも射止めることができる」とヴィンセントが答えると、クリスは「子供の頃、頻繁に射撃をして育った。僕が住んでいた所(ワシントン州レイクスティーブンス)は、外に出て銃を撃ちまくっても、誰も警察に通報しないくらい広大で、子供の頃よく練習していたよ」と語り、フークア監督は「クリスはコンプトン(カリフォルニア州の犯罪率の高い地域)で育ったからね(ジョーク)」と笑わせた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

最終更新:10/7(金) 4:20

シネマトゥデイ