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【ベトナム】日系大手、現地調達率向上へ「逆見本市」

NNA 10/7(金) 11:30配信

 ベトナムでの現地調達率を高めたい日系14社が6日、ホーチミン市で購入したい部品などをブースに展示してサプライヤーを募る「逆見本市」に参加した。日本貿易振興機構(ジェトロ)によるイベントで、キヤノン・ベトナムやパナソニック・ベトナムといった大手メーカーらが出展した。
 ジェトロは日系と地場企業間の取引拡大を10年以上支援しているが、今回の部品調達展示会では、日系顧客を開拓したい地場企業50社に加えて、買い手側の日系メーカーもブースを出し、活発に商談ができるように工夫した。
 対象分野は電気電子や金型、射出成形などに加えて自動車部品までと幅広く、ホンダ・ベトナム(HVN)やトヨタ・ベトナム(TMV)も参加した。東南アジア諸国連合(ASEAN)域内における乗用車の関税が撤廃される2018年以降をにらみ、今のうちから現地調達率を高めておく狙いがありそうだ。
 ジェトロの調査によれば、日系企業のベトナムにおける現地調達率は32.1%にとどまる。ホーチミン事務所の滝本浩司所長は、「日本の機械設備を導入することなどにより地場企業も良くなってきているが、オペレーションや経営に問題がある場合が多い」と解説する。実際、出展した日系メーカーからは、「最初は『チャンピオンサンプル』を出してくるが、継続してできない」と人材の入れ替わりなどによる工場の運営上の問題を指摘する声があがっていた。
 ただ滝本所長は、「日本企業の厳しい要求に応えることで地場企業のレベルも上がっていく」と期待する。別の日系メーカーの担当者も、地場サプライヤーの開拓は「長い目でやらないといけない」と一朝一夕に解決しない状況を明かした。
 部品調達展示会はホーチミン市7区のサイゴン展示会議センター(SECC)であす8日まで催されている。工作機械・金属加工の見本市「メタレックス・ベトナム」とエレクトロニクス製造・実装技術展「ネプコン・ベトナム」も同時開催されている。

最終更新:10/7(金) 11:30

NNA