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マスターカード 欧州で自己認証システム「Identity Check Mobile」導入

ZUU online 10/7(金) 17:40配信

マスターカードは10月4日、欧州12カ国でスマートフォンと最新テクノロジーを利用した自己認証システム「Identity Check Mobile」の導入を発表した。

顧客はわずらわしいパスワード入力から解放され、スマホから顔認証・指紋認証で楽々決済を完了させることが可能になる。オランダで実施された試運転では、75%を上回る消費者から絶賛を受けるなど、クレジットカードの常識をくつがえす大革命となりそうだ。

■全世界への導入は2017年予定 試運転では大好評

大人気のバイオメトリクス(生体認証)技術を取りいれることで、スマホからのオンラインショッピング・プロセスを究極に簡潔化させるという発想は、消費者による強い要望から生まれた。

欧州12カ国(UK・オーストリア・ベルギー・チェコ・デンマーク・ノルウェー・ドイツ・フィンランド・スウェーデン・オランダ・スペイン・ハンガリー)では、すでにこの新しい認証システムが利用できるほか、2017年にかけてそのほかの地域でも導入される予定だ。カナダ・オランダ・米国では、導入に先駆けて試運転が行われ、大好評を得ている。

インターネット上の安全性を確立するうえで長年必須とされてきたパスワードだが、最大の難点は入力の手間だ。パスワードの不正使用を目論むハッカーの恰好の標的になっている近年、アカウントごとに異なるパスワードを設定するよう推奨されているうえに、複雑なパスワードの作成を要求するウェブサイトも多い。すべて記憶するのは至難の業だが、書きとめておけば人目に触れる心配がある。

そんな消費者のジレンマを一気に解消したのがバイオメトリクスだ。安全性という意味でも利便性という意味でも、従来のパスワードシステムを大きく引き離す。オランダでの調査結果では、9割の消費者が「パスワードよりバイオメトリクスがいい」、75%が「バイオメトリクスの方が安全」と回答している。

マスターカードのエンタープライズ・リスク・アンド・セキュリティー部門の代表、アジャイ・バハラ氏は、マスターカードが常に安全を確保しながら決済環境を向上させる努力を続けている点を強調。それと同時に、コンタクトレス、バイオメトリクス、モバイル決済など、「決済市場が凄まじい勢いで変化していることを歓迎している」と、さらなる革命に意欲的な姿勢を見せている。(FinTech online編集部)

最終更新:10/7(金) 17:40

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