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廃炉・汚染水対策安全に 内堀知事第一原発視察し東電に要望

福島民報 10/7(金) 10:56配信

 内堀雅雄福島県知事は6日、約2年ぶりに東京電力福島第一原発を視察し、広瀬直己社長に廃炉・汚染水対策を安全かつ確実に進めるよう求めた。一方、同行した記者団に、東電は凍土遮水壁やサブドレン、地下水バイパスなど複数の方法を用いて汚染水が発生し続けている事態を打開すべきだとする考えを示した。 
 内堀知事は1、2号機原子炉建屋の約80メートル西側にある高台に立ち、広瀬社長、増田尚宏廃炉・汚染水対策最高責任者から各プラントの現状や、凍土遮水壁の凍結状況などについて説明を受けた。使用済み核燃料取り出しに向けた1号機原子炉建屋カバーの壁パネル解体作業や、凍土遮水壁の運用状況などを確認した。 
 3日に運用を始めた新事務本館で所員約500人を前に「取り組みが前進しているのは皆さんのおかげ。避難住民が安心して古里に帰るため努力をお願いする」と激励した。 
 視察後、報道陣の取材に「以前の原発構内は戦場のようだったが、落ち着いて作業できるように改善された」と評価した。 
 一方、汚染水を貯蔵している大型タンクが林立する光景や、溶融燃料(燃料デブリ)の取り出し方針が不透明な状況を踏まえ、「廃炉・汚染水対策はまだまだ途上にある。汚染水を止めることが事故から5年半を迎えた県民の願いだ」と指摘した。 
 知事としての福島第一原発視察は就任直後の平成26年11月14日以来となった。 

福島民報社

最終更新:10/7(金) 11:31

福島民報