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若松で「みらい学会」 徳川、松平氏ら鼎談 戊辰戦争150周年へ結束

福島民報 10/7(金) 10:57配信

 徳川時代の知恵や歴史的意義を研究・発信する「徳川みらい学会in会津」は6日、福島県会津若松市の会津若松ワシントンホテルで開かれた。徳川宗家18代当主の徳川恒孝(つねなり)氏と会津松平家14代当主・松平保久(もりひさ)氏らが徳川家と会津について思いを語り合い、2年後の戊辰150周年の節目への意識を高めた。 
 静岡商工会議所と徳川みらい学会の主催、会津若松商工会議所の協力。会津若松市や会津美里町、静岡市、青森県むつ市、山形県米沢市、栃木県日光市、愛知県岡崎市などから合わせて約400人が出席した。 
 徳川氏と松平氏は「徳川家に息づく会津の魂」と題する鼎談(ていだん)に臨んだ。国際日本文化研究センターの磯田道史准教授がコーディネーターを務めた。徳川氏は、会津藩が幕末以前から開国論を唱えていたのは、北方警備など外国船対策に多く携わり、「日本は海岸線が長過ぎて防備には向かない」と実感していたからと説明。戊辰戦争で最新の武器を調達していなかったからといって、時代に疎いという認識は当たらないと主張した。 
 松平氏は厳しい自分の父の教育を振り返り、「平和だからといって教育はたるみがあってはいけない」と語った。会津藩の若殿の教育も一般藩士と変わらないほど厳しかったと解説。徳川氏も「会津藩の教えを今の学生につないでほしい」と継承の大事さを説いた。 
 東大名誉教授の芳賀徹徳川みらい学会会長が講演し、徳川幕府による約200年の平和が文化や学問、芸術を開花させたと説明した。 

福島民報社

最終更新:10/7(金) 11:33

福島民報