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初戦回避? 巨人・菅野に異変

東スポWeb 10/7(金) 16:34配信

 巨人のエースに異変発生だ。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ開幕投手候補の菅野智之(26)が6日、東京ドームで行われた全体練習をキャンセル。エースに何らかの異常が発生したことで、8日に控えたCS初戦の先発登板は、一転して微妙となった。CSでは予告先発がないため“先発隠し”の可能性もあるが…。それも含め、直前でCS構想の練り直しを迫られた現場の対応力が試されている。

 球場には姿を見せた菅野だったが、その後の練習には参加せず、すぐに引き揚げてしまった。右腕は8日のCS初戦先発が確実視されていた。

 高橋由伸監督(41)は「僕は何も聞いていない。調整方法は基本的に本人に全部任せている」と語ったが、通常ならブルペン入りする登板2日前の調整回避は異常。コンディションに何らかの問題が生じたのは明らかだった。

 原因が肩やヒジの故障だった場合、CSでの「先発隠し」の必要性もあるため、わざわざメディアを通じて対戦相手に異常を知らせることはない。にもかかわらず帰したのは、発熱などの内科的な問題の可能性がある。周囲への感染を防ぐ目的があるからだ。

 状況から考えれば、重大な故障が発生した可能性は低いとみられるが…。村田真ヘッドコーチは「言えるわけないやろ」。尾花投手コーチも当然「ノーコメント」と一斉に口をつぐんだ。

 ただ、状況的には菅野の初戦登板は難しくなったと考えるのが自然で、代役候補の筆頭は2戦目先発予定のマイコラスだろう。この日の助っ人右腕は「いつでも投げる準備はできている」と話し、ブルペン入りしたこともあっさり認めただけに、すでに繰り上げ登板を告げられた模様だ。

 そんな今回のドタバタ劇を、周囲はどう見たのか。本紙評論家の得津高宏氏は「監督がノムさん(野村克也氏)や落合(現中日GM)なら“先発隠し”を疑うところだろうけど、由伸監督なら額面通りに受け止めていいのでは。本当なら野村ID野球を受け継ぎ、投手陣を預かる尾花が、監督に助言しなければいけないところです。たとえば菅野ひとりをジャイアンツ球場で調整させるなど、やり方はある。ブルペンで誰が投げたという情報も、マスコミに隠さなければなりません。予告先発に慣れてしまうと、こういう時の対応でベンチの差が出てしまう。これで菅野が初戦に先発してきたら大したものですが」と話した。

 今後はトラブルの影響を最小限にとどめつつ、逆手に取った情報戦を仕掛けられるかが重要となるが、問題は2戦目以降。菅野が間に合うのか、それとも、3戦目予定の田口を繰り上げるのか。DeNA関係者の耳には「田口が前倒し調整を行っていた」との情報も入っているといい「初戦の勝敗次第では、2戦目で菅野をリリーフ待機させるのでは」とみている。

 ただ、トラブルを招いた菅野については「風邪などで体調を崩したのなら、罰金は避けられないでしょうね。大事な時期にチームの士気を下げたわけですから、最低でも100万円、最高で300万円は取られても仕方がないでしょう」(得津氏)との声も。

 果たして由伸監督は、この難局を乗り切れるか。

最終更新:10/7(金) 17:03

東スポWeb