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兼業化進むエンタメ界で重宝、アンチ少ない沢村一樹“開放力”が武器に

オリコン 10/9(日) 8:40配信

 数いる俳優の中でも、独自路線を極め存在感を発揮している沢村一樹(49)。俳優として脇役から主役までこなすほか、“エロ男爵”としての三枚目キャラでバラエティに出演したり、MCを務め番組をスマートに展開したり、この秋の主演ドラマ『レンタル救世主』(日テレ系)では主人公・明辺悠五として、歌手のJUJUと期間限定ユニットを結成するなど、“兼業化”が進むエンタメ界で引っ張りだこになっている。俳優にとって本職以外の活動をすることは時として諸刃の剣ともなりかねないが、彼の場合は持ち前の“開放力”によって、ことごとくプラス方向へと向かうのだ。嫌われることなくマルチなポジションを築く、俳優・沢村一樹の魅力に迫ってみたい。

【写真】新たな一面が開花、“セクスィー部長”演じる沢村一樹

◆“セクスィー部長”がハマリ役となり、第2の俳優人生がスタート

 モデルとして芸能界入りした沢村は、役者デビューは29歳と遅咲きながら、ドラマ『続・星の金貨』(日テ系)や『週末婚』(TBS系)、『ショムニ』シリーズ(フジ系)などの話題作に出演し、俳優としてのキャリアを積みながら徐々に存在感を発揮し、2000年から主演を務めるTBSの人気シリーズ『浅見光彦』ですっかりお茶の間の人気者に。11年に放送された主演作『DOCTORS~最強の名医~』(テレ朝系)は好視聴率を記録しシリーズ化、自身の新たな代表作を作り上げた。一方、『偽装の夫婦』(日テレ系)ではゲイ役を、『ブラック・プレジデント』(フジ系)ではアパレル会社の社長兼大学生という役を好演するなど、コミカルからシリアスまで幅広く演じられる俳優として、絶大な信頼を得ている。

 「二枚目がウリの沢村さんのイメージをガラリと変えたのが、NHKのコントバラエティ『サラリーマンNEO』です。07年のSeason 2から、沢村さんが演じる“セクスィー部長”こと色香恋次郎がハマリ役となりましたが、実はキャラ同様、本人も相当セクシーな話題好きなことが明るみにされて(笑)、“エロ男爵”の愛称でもブレイクしました。またその頃から、『イツザイ』(テレ東系)や『未来教授サワムラ』シリーズ(フジ系)、『東京カワイイ★TV』(NHK総合)など、オーディション番組や情報番組でMCも務めるようになります。俳優とは思えない持ち前のトーク術やユーモアセンスを駆使して、沢村さんの中で眠っていた“マルチ”な才能が開花するんですね。ご本人もバラエティへ出演することは大好きなようですが、そのあまりの“開放ぶり”に事務所が心配しているとの噂も聞こえてきます(笑)」(エンタメ誌編集者) 

◆自身の“スキャンダル”で男の株を上げる、驚異のキャラクター

 沢村の“エロキャラ”が許されるのもルックスの良さがあってこそのものだろう、と男性などからは反感を買いそうなものだが、そうならないのは、バラエティや会見などで見せる沢村の“想像を上回るド直球な発言”があるからだ。

 例えば、小学生の頃から下ネタ好きで、学生時代は“師匠”と呼ばれていたり、エロサイトを見続け、ケータイの請求が1カ月で27万円ということがあったり、番組で結婚について聞かれた時には、「結婚は真心と下心。ボクは下心のほうが強いです」というようなことをサラリと語ってしまう。ある時、同じ事務所の竹野内豊と一緒にテレビ局から出て行くと、竹野内に気づいたファンが群がりサインを求めてきたが、なぜか沢村は全く気付かれないということがあったらしい。その際に、ひとりの若い女性に「マネージャーの方ですか?」と尋ねられた沢村は、「電話番号教えてもらえる?」と女性に言い返したという逸話もあるという。ここまで聞くと、さすがの男性陣も「この人はガチだ…」と認めざるを得なくなるのである。

 「13年には、一部の週刊誌で一般女性との浮気が報じられたんですが、記者の取材に対して、『気になる女性で狙っている。脈がなければ誘わない』、『僕はカミさんが1番で、まぁ、2番めがいるとしたら(その)彼女ですが…』、『はあ~、でも彼女に会えないのが辛いなぁ。奥さんに怒られるよりもそっちの方が辛いかな』などと、好意を寄せる女性がいることは認めながらも、その潔い(?)対応から、それほど世間の反感を買うこともなく切り抜けてしまったんです。その後に放送された主演ドラマ『DOCTORS2』(テレ朝系)も、最終回で21.7%という高視聴率を記録しましたからね。16年は芸能人の“不倫騒動”が続きましたが、沢村さんの時の対応などは今でいう“神対応”なのか、それとも世間がある意味“バカ負け”したのか……まぁ、いずれにしてもまったく“傷”になってないところは、スゴイとしか言いようがないですね」(前出・編集者)

 俳優としての演技力や2枚目のルックスに加え、独特のキャラを持っているからこそ、コミカルな作品ではバツグンの存在感を発揮することができ、シリアスな作品ではそのギャップが活きてくる。そういった意味では、沢村はジャンルを問わずさまざまな役柄にハマることができる、稀有な役者と言っていいだろう。先日は、17年春放送の『ひよっこ』でNHK朝ドラデビューすることも発表されるなど、その活躍の場はますます広がっていくばかり。それも沢村に、天然の“素”である“開放力”が備わっており、視聴者もそうした沢村の魅力を素直に受け止めているからなのかもしれない。

最終更新:10/9(日) 8:40

オリコン