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ノーベル賞報道で強調される「内助の功」 割れる賛否、違和感を覚える人も

BuzzFeed Japan 10/7(金) 5:00配信

ノーベル賞の自然科学3分野の発表が終わった。日本からは、東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが医学・生理学賞を受賞。これで、日本人のノーベル賞受賞者は25人(外国籍の取得者も含む)になった。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

受賞者が決まるたび、本人の研究成果はもとより、その「人となり」にもメディアの注目が集まる。特に「妻の支え」がフィーチャーされることも。

受賞翌日、夫婦の共同会見が開かれた大隅さんの場合はどうか。そもそもこの共同会見は、各社から妻に対する取材があったため、開かれたという経緯がある。

東工大の広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材に言う。

「奥様への取材が殺到したことで、個別に受けきれないことをカバーするために、あのような会見の場を設けました」

ネット上には賛否の声が

では、各社はどう報じたのか。

NHKの「ノーベル賞 妻の言葉からみる受賞者」というコンテンツでは、会見で妻・萬里子さんが語った大隅さんのプライベートを描き、さらにネット上のコメントを、「奥さんに恵まれている」と題して、こんな風にまとめている。

”この2人の様子が報道されると、ネット上には萬里子さんについて多くのコメントが投稿されました。
「やはり妻の支えって、旦那さまに良い仕事をさせるのだ」「ノーベル賞とってるひとは奥さんに恵まれてますねー」「私もこうやって支えられる奥さんになりたいな」”

東京新聞は「ノーベル賞大隅さん、夫婦で会見 偉業達成『妻が支え』」と報じた。毎日新聞は「息子2人を育てながら、夫の研究を長年見守り、陰で支えてきた」と紹介している。

ツイッターには、「ちょっと抜けた研究職の旦那さんと奥さんの内助の功的な図がすてき」との書き込みがあった一方、違和感を覚えたという人のコメントもあった。

”ノーベル賞を受賞した大隈さんが夫婦で会見することに違和感を感じるのは私だけなのかな? 相変わらずマスコミは内助の功みたいな報道をしたがってる気がして、違和感を感じるんだよなぁ”

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最終更新:10/7(金) 5:00

BuzzFeed Japan