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関西高機能金属展で講演、新日鉄住金・宮坂氏 愛知製鋼・野村氏

日刊産業新聞 10/7(金) 10:25配信

 関西・高機能金属展(インテックス大阪)は2日目となる6日、基調講演を開催。鉄鋼業界からは、新日鉄住金の宮坂明博常任顧問が「新日鉄住金の高機能鋼と今後の展望―未来に挑戦する鉄づくり―」、愛知製鋼の野村一衛執行役員は「特殊鋼から高機能金属開発へ―愛知製鋼の取り組み」をテーマにそれぞれ講演を行った。
 宮坂常任顧問は「鉄はものづくりの最先端を支える先進材料」であり、明石海峡大橋を支えるケーブル・ワイヤーを例に「ナノレベルで特性を制御して、キロメートルで造り込む」取り組みを紹介。
 幅広い強度や特性を作り分けられることが「鉄」の最大の特長であり、将来にわたりポテンシャルが高い高機能な素材と強調した。さまざまな機能を同時に満足させ、自動車鋼材や船舶・重工業、水素分野の商品開発、また伝統建築にも適用されるチタンを紹介した。「3つのエコ」をはじめ、環境と高機能の可能性にも言及した。
 「鉄は成長産業であり、今も進化し高機能鋼を開発し続けている。今後も産業の発展に寄与する鉄鋼材料を開発し、提供していきたい」と述べ、講演を締めくくった。
 愛知製鋼の野村一衛執行役員は前半、自動車における特殊鋼開発について、鍛造品、ステンレス鋼を含めた製品と開発事例を紹介。多様化するニーズに特殊鋼技術を磨くことで対応することが大切と指摘した。
 高機能金属の開発に関して、モーターの小型化・軽量化を実現する異方性ボンド磁石「マグファイン」、アモルファスワイヤ「センシィ」「ボルファ」、アモルファスワイヤを用いた「MIセンサ」を挙げ、開発製品の技術や応用例を紹介した。
 結びに「金属素材の技術を核に、環境調和型企業として、これからも持続可能な社会に貢献していく」との同社の方針を示した。

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最終更新:10/7(金) 10:25

日刊産業新聞

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