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給与未払い発生のときわ病院が破産開始決定

東京商工リサーチ 10/7(金) 15:34配信

 (医)常磐会(TSR企業コード:570276462、法人番号:4120005005193、大阪市大正区小林西1-1-1、設立昭和49年1月、理事長:中川博氏)は10月6日、大阪地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には小松陽一郎弁護士(小松法律特許事務所、同市北区中之島2-2-2、電話06-6221-3355)が選任されている。
 負債総額は8億329万円(平成27年3月期決算時点)。
 昭和12年3月、串田病院として開院し49年1月、(医)仁成会として法人化。平成21年9月に現理事長が就任し23年2月、(医)常磐会に商号変更し、ときわ病院を運営していた。
 内科・外科・皮膚科・放射線科・リハビリテーション科・整形外科などを有する地域密着の中規模病院として80年近い業歴を重ねてきた。しかし、診療報酬の改定などもあって経営環境は厳しい状況が続き、22年3月期には連続赤字により債務超過に陥った。
 理事長の交代などもあり黒字に転換したこともあったが、その後再び業況は悪化。こうしたなか、従業員への給与未払いの発生などで従業員の退職が相次いだことで病棟を閉鎖し、近時は外来診療のみを継続してきた。
 この間、市税の滞納などもあり、不動産に差押登記がなされるなど資金繰りは多忙を極め、28年3月に再度の資金ショートを起こし、行き詰まりを表面化していた。その後も事業を継続し、資産の売却を進め債務弁済を進めていたが、これ以上の債務弁済は困難となり、9月10日には外来診療も停止していた。

東京商工リサーチ

最終更新:10/7(金) 15:34

東京商工リサーチ