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ネイティブ4Kパネルと、レーザー光源を採用した350万円のプロジェクターJVC「DLA-Z1」

Stereo Sound ONLINE 10/7(金) 12:50配信

新開発の0.69型4K D-ILAデバイスを3基搭載

 JVCより、4Kプロジェクター「DLA-Z1」が12月上旬に発売される。価格は350万円(税別)。

 プロジェクターファン注目のフラッグシップモデルが国内でも発表となった(DLA-X750Rは併売)。

 DLA-Z1は、新開発のネイティブ4K解像度(水平4096×垂直2160画素、アスペクト比17:9)を有する0.69型「4K D-ILA」デバイスを3基搭載。画素ピッチは3.8μmで、開口率は91%。大画面でも格子が見えづらく、滑らかな高精細映像が表示可能になったという。

 光源には、青色レーザーダイオードを用いた独自の光源技術「BLU-Escent」(ブルーエシェント)を採用し、最大輝度3000ルーメンと、約20000時間の長寿命を両立させている。最大消費電力は750W。

 従来は青色レーザーから白色光を作るために、回転するホイール状の黄色有機蛍光体を用いていたが、駆動音と可動部品であることによる信頼性、有機蛍光体の経年劣化が課題とされていた。そこで、BLU-Escentでは、固定式かつ無機素材の蛍光体を採用することで、騒音低減と信頼性の向上を図っている。

 また、レーザーは光出力をフレーム単位で瞬時に制御できるため、従来の機械式絞り(アパーチャー)に比べて、遅延の少ないダイナミックな明るさ調整が可能となった。

 さらに、新設計の16群18枚、オールガラス、オールアルミ鏡筒レンズを採用。画面の隅々まで4Kの解像感を発揮することと、広いシフト範囲(上下100%/左右43%)を両立するためにレンズ直径を65mmから100mmへと大型化した。そのほかにも、RGB各色の屈折率の違いを加味し、異常分散レンズを5枚用いることで、シフト時の色収差、にじみなどの抑制を狙っている。

 光学エンジンも一新し、光の利用効率を高めることでF値は3.2から2.6へと明るくなった。加えて、ワイヤーグリッドと名付けられた偏光板は、従来比2倍以上に高精度なものを装備して、光漏れの抑制とコントラストの向上を目指した。

 また、レーザー光源と、新シネマフィルターの採用により、色域カバー率はDCI P3が100%、BT.2020は80%を実現している。

 HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)は、HDR10方式とHLG(ハイブリッド・ログ・ガンマ)方式に対応済み(ドルビービジョンには非対応)。また、ピクチャーモードに新たに「HDR」が追加された上、HDR信号の入力を検知すると自動的にモードが切り替わるようになっている(HDR10/HLGの切替は手動。また、HDR信号がOFFになると直前に選んでいたピクチャーモードに復帰する)。

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最終更新:10/7(金) 14:23

Stereo Sound ONLINE