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情報基盤で研究組織 先端大、IoT社会に向け

北國新聞社 10/7(金) 3:22配信

 北陸先端科技大学院大は、教授陣が連携して重点的に取り組む研究組織「エクセレントコア」を、新たに情報基盤に関する分野で設けた。あらゆる物をネットワークでつなぐ「IoT社会」の到来に向け、シミュレーターやセキュリティー技術の開発に加え、システムの信頼性検証の3本柱で研究を進める。

 拠点長には、政府のIoT推進コンソーシアムで部会長を務める丹康雄教授が就いた。

 計画では、家庭やオフィスなどをネットワークでつなぎ、地域のエネルギーを総合的に管理する次世代都市「スマートシティー」構築に向けた実験などを仮想空間で行う。丹教授によると、現実の世界で、街全体を対象に社会実験を行えば、数百億円の費用がかかるが、シミュレーション技術を駆使すれば、人間が生活し、車が行き来する現実と同じ街で、格安で実験できる。

 さらに、車を自動運転させたり、家庭の電化製品を外から動かす場合の機器などはソフトウエアが不可欠であり、信頼性の検証を進める。

 一方、IoT社会ではネットワークへの侵入やのっとりなどが懸念され、これまで以上に強固なセキュリティー対策が求められる。

 このため、丹教授ら研究者がエクセレントコアを形成し、シミュレーターやセキュリティー技術の開発などを進める。

 同大では既にエクセレントコアを「ナノ領域(100万分の1ミリ)の研究」と「生物由来の先端材料開発」の2分野で設定している。

北國新聞社

最終更新:10/7(金) 3:22

北國新聞社