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ドイツ銀行、証券大手と資本調達の選択肢を検討-関係者

Bloomberg 10/7(金) 6:59配信

ドイツ銀行は法的費用増大で必要となった場合に備え、増資を含めた選択肢を証券大手と非公式に協議している。協議に詳しい関係者が明らかにした。

非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ウォール街の証券大手の上級アドバイザーが、株式発行や資産売却などの案についてドイツ銀の担当者と協議している。ドイツ銀の広報担当者はコメントを控えている。

関係者によれば、ウォール街の金融機関はドイツ銀が必要とする場合、約50億ユーロ(約5800億円)相当の株式発行の引き受けを支援すると申し出ている。この金額はドイツ銀が増資を決めた場合に株主承認を必要とせずに発行できるディスカウント株の最大額という。より多くの資金を調達するため株主に承認を求める可能性もある。

関係者によると、ドイツ銀は住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる調査の決着で米司法省と合意した際に株式を発行するかどうか検討している。最終的な結論はまだ出ておらず、増資を見送る可能性もあるという。司法省への支払額の規模がドイツ銀の判断をおおむね左右すると予想され、ブルームバーグ・インテリジェンスが過去の決着を基に推計したところでは、40億-80億ドルの範囲と想定される。

一部の銀行首脳はドイツ銀を後押しする発言を行っており、将来的な契約獲得につながる可能性もある。JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は今月のCNBCとのインタビューで、ドイツ銀が諸問題を乗り切ることは可能なはずだと語った。

ドイツ銀のジョン・クライアンCEOは9月後半に独紙ビルトに対し、資本調達は計画していないと述べていた。

ドイツの主要企業が株式購入で支援も

関係者によれば、ドイツ銀は既存の株主を含めて出資者となり得る投資家に非公式に接触している。独紙ハンデルスブラットの6日の報道によると、壊滅的影響を伴うほどの米当局への支払いを迫られる場合、ドイツの主要上場企業の一部は、ドイツ銀を支援するために同行の株式を買う用意があるという。ブルームバーグの集計データによると、ドイツ銀の大株主にはカタール王室やブラックロック、ノルウェー中央銀行が含まれる。

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最終更新:10/7(金) 10:17

Bloomberg

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