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恐るべき「普通」嫌いの若者が味方-「個性派」アパレルが全米展開へ

Bloomberg 10/7(金) 7:30配信

ビンテージ風の衣料品やアクセサリーを販売する米モドクロスがとうとう、従来の枠から離れ成長しつつある。

同社はかつて、レトロ好きな女の子たちにちょっと風変わりなファッションを提供するオンライン販売業者だった。ところが、「普通の」服を10代の若者が拒否してアパレル本流の業者に勢いがなくなった今、同社はこの機に乗じて隙間を埋めもっと幅広い層にアピールしたいと願っている。そのためには奇抜と捉えられる美意識の微調整もいとわない。

こうして、モドクロスは店舗をオープンし、もっと受け入れられやすいファッションを提供しようとしている。猫柄のトートバッグや花柄のミディドレスといった独特な品ぞろえに、それほど奇抜に見えない服も加えている。同社のマット・カネス最高経営責任者(CEO)は「独特の雰囲気を少し弱くしている。弊社のファッションはまだ個性的だが、これまでとは違う風にしている」と述べた。

モドクロスはまた、ファッション業界で典型的なモデルが着るようなサイズよりも普通の人の体のラインをポジティブに捉えることでファン層を捉えた。これは店のコンセプトに反映され、在庫の半分以上を全サイズで持ち、こうしたサイズにはXXSや4X、XXLが含まれる。店舗では全サイズを気軽に試着でき、どんなサイズの女性も同じデザインの服を試せることになる。

小売りの経験が長く米アーバン・アウトフィッターズの最高戦略責任者だったカネス氏がモドクロス入りしたのは2015年。その前年、同社は売り上げ低迷が報じられ、人員を約2割削減した。02年にビンテージ衣料販売で創業したモドクロスはニッチ市場では成功しても、それ以上の幅広い層に訴える魅力に欠けるという典型的なパターンに陥っていたのだ。

モドクロスは今や全世界に名が知れるようになってきた。来月には、テキサス州オースティンに同社初の正規の店舗をオープンする。その後もさらに店舗開設の予定だが、カネス氏は「そのペースは第1号店がどれだけうまくいくかによる」と慎重だ。正規店舗オープンに向け、過去1年には6都市でポップアップショップ(期間限定の仮店舗)を展開してきた。

将来をにらむ計画には初の全米ブランドキャンペーンがあり、新しいロゴやカラー、そしてもっと洗練された雰囲気を展開する予定。何よりも重視するのは個性だ。ただ、かつてターゲットにしたファッション異端児だけではなく、目立ちたい人は誰でも引きつけたい意向だ。

カネスCEOは「フェミニンとビンテージの解釈はもっと幅広くなった。昔はもっと文字通りだった」と述べた。

原題:This Hip, Weird Clothing Store Wants to Take Over America(抜粋)

Kim Bhasin

最終更新:10/7(金) 7:30

Bloomberg

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