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【ロシアW杯アジア最終予選】武田氏 苦戦続きの“元凶”ハリル監督を早期更迭すべき

東スポWeb 10/8(土) 6:28配信

 もはやハリル流は限界だ――。サッカーのロシアW杯アジア最終予選(6日、埼玉)で日本代表は格下のイラクに大苦戦。解任危機のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)はいよいよ立場が危うくなったが、後半アディショナルタイムにMF山口蛍(26=C大阪)が劇的なミドル弾を決め、2―1で何とか勝利した。ひとまず指揮官のクビがつながったとはいえ、この内容では先が思いやられる。元日本代表FW武田修宏氏(49=本紙評論家)は指揮官こそが苦戦続きの“元凶”だとし、6大会連続のW杯出場のために早期更迭を訴えた。

【武田修宏の直言!!】W杯アジア最終予選は結果がすべて。勝ち点3は素直によかったと思うよ。後半アディショナルタイムに劇的なシュートを決めた山口は素晴らしかったし、先発したMF清武弘嗣(26=セビリア)とFW原口元気(25=ヘルタ)もいいプレーを見せ、相手に脅威を与えた。今後も日本代表の主力として戦えることを証明したね。

 しかし、試合を見た多くの人が歯がゆい思いをしたんじゃない? 圧倒的に優位なホームで主導権を握れないし、ミスを連発して押し込まれていたからね。日本の選手はイラクと比較しても有能なんだけど、それなのに劣勢になるのは組織力の問題。チームとして機能していないから、いつも苦戦するんだよ。

 ハリルホジッチ監督はW杯2次予選中から「縦に速く」以外の攻撃の形を練習していない。組織で戦うためのベースがないから、ボールを回し、スペースをつくり出して、走り込むような連動性がないんだ。そのために選手たちもちゅうちょすることが多く、それがミスにつながってしまう。

 特にアフリカで指導した監督に多い傾向で、相手の出方に対応して戦う「リアクションサッカー」なんだよね。だから日本は自分たちが意図した攻撃、つまり必然の得点がなく、偶然のゴールしか奪えないってわけ。これが最終予選で苦戦する原因だろうね。3試合を見てわかったけど、アジアでの戦い方も理解していないし、ハリル流は限界。このままじゃ厳しいよ。

 そもそも、日本代表監督に就任して1年以上も指導しているけど、何を教えているのか。新しい戦い方は何もないし、積み上げたものもない。全然、成果が見えないってことは日本代表の強化がまったく進んでいない証拠でしょう。今回も本拠地で大苦戦しているわけだし、2年後のロシアW杯につながっているのか、正直、疑問しかない。

 この先も指揮官が代わらない限り、ふがいない戦いが続くのは間違いないって。この勝利で当面のクビは免れたけど、11日には敵地で強豪オーストラリアと対戦する。厳しい試合になることも確実で、ライバルに勝利できなければ、いよいよW杯切符は難しくなってくるよね。

 9月の試合の際にも話したように、指揮官と代表選手との間の信頼関係も薄れてきている。だから、このままハリルホジッチ監督にチームを任せるのはマイナスじゃないかな。日本サッカー協会も、そろそろ真剣に議論すべきだね。

☆武田修宏:たけだ・のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

最終更新:10/8(土) 6:38

東スポWeb

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