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ハリアー再開「米軍横暴許さず」 嘉手納基地、市民ら抗議

琉球新報 10/8(土) 6:30配信

 【中部】飛行を再開したAV8Bハリアー戦闘攻撃機は、7日午前8時39分と午前11時49分に3機ずつ米軍嘉手納基地から飛び立ち、何度も旋回して訓練した。飛行再開を受け、第3次嘉手納爆音訴訟原告団らは午後6時から北谷町砂辺の嘉手納基地第1ゲート前で緊急抗議集会を開いた。同日早朝には、有志の市民らによる団体「カデナ・ピースアクション」が同ゲート前で「ハリアーの飛行再開を許さないぞ」などと抗議した。
 ハリアー戦闘攻撃機は滑走路を低高度で飛行する「ローアプローチ」や着陸した後すぐに離陸する「タッチ・アンド・ゴー」を繰り返し、1時間以上、2度にわたって北谷町砂辺などの上空を低空で飛んだり、急旋回したりした。ハリアー戦闘攻撃機は午後1時29分まで爆音をまき散らした。

 北谷町役場には「飛行機が何度も家の上を飛んでうるさい」などの苦情が4件寄せられた。他にも沖縄市に3件、嘉手納町1件の苦情が相次いだ。

 この日は同基地所属のF15戦闘機や米海軍所属のP3C哨戒機なども多数飛行した。滑走路に近い嘉手納町屋良ではこの日最大で98・7デシベルを記録した。

 道の駅かでなを訪れた相原更紗さん(30)=宜野座村=は「米軍は住民感情も安全性も何も気にしていないのか。沖縄全体を訓練地としか見ていないのではないか」と肩を落とし、旋回するハリアー戦闘攻撃機を見詰めた。

 緊急抗議集会では、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子、伊波洋一両参院議員も参加した。糸数議員は「沖縄は日本政府に無視されている。諦めずに闘うことが大事だ。一緒に米軍基地がなくなるまで頑張ろう」と呼び掛けた。

 嘉手納町議会の田仲康榮副議長は「飛行再開は県民の命や安全を顧みない米軍の理不尽さ、横暴さの表れだ。改めて厳しく抗議したい」と語気を強めた。

 参加者らは「怒りを込めて、ハリアー撤去、全基地撤去まで団結頑張ろう」とガンバロー三唱で集会を締めくくった。

琉球新報社

最終更新:10/8(土) 9:18

琉球新報

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