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<特茶 カフェインゼロ>トクホ飲料に新たな価値 女性支持で「想定超える売れ行き」

まんたんウェブ 10/9(日) 8:00配信

 「機能性表示食品制度」がスタートして、健康効果をうたった食品に人気が集まる中、特定保健用食品(トクホ)「伊右衛門 特茶」ブランドから8月2日に発売されたサントリーの「特茶 カフェインゼロ」が注目されている。トクホ飲料市場でトップを走るブランドに、カフェインゼロという新たな価値を加えた狙いを、サントリー食品インターナショナルの五十嵐享子・ブランド開発第一事業部課長に聞いた。【猪狩淳一】

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 機能性表示は、科学的根拠を示した研究論文などを添えて消費者庁に届け出れば、商品パッケージに効果を表示できるが、トクホは、健康増進法に基づき、安全性や有効性について国の審査があり、審査に通らなければ、健康効果の表示ができず、機能性表示に比べ高いハードルが課せられている。「特茶」は、脂肪分解酵素を活性化させる「ケルセチン配糖体」を配合して、「体脂肪を減らすのを助ける」という表示についてトクホの許可を取得している。

 「カフェインゼロ」開発のきっかけについて、五十嵐さんは「緑茶の苦みやカフェインといったくせのない、飲みやすいブレンド茶をという声が多かった」と話す。「ただ、その中で味作りのポイントとして、ブレンド茶としての飲みやすさを維持しながら、トクホ飲料としての効果感をどのように表現するかが難しかった」と振り返る。そこで大麦をベースに、ハトムギ、玄米、大豆、柿の葉、昆布など10種類をブレンドした。「日本人になじみのある素材を選んだ」といい、「遠赤外線効果で大麦を芯までふっくらとさせる『砂煎り焙煎』で香ばしさを最大限に引き出して、おししさを感じてもらえるようにした」と語る。

 こうして発売された「特茶 カフェインゼロ」は、「想定を大きく超える売れ行き」といい、「特茶では女性(の消費者)は約3割だったが、カフェインゼロは4割強が女性で、『すっきり飲みやすい』と驚かれている」との手応え。「特茶は体についた脂肪に働きかけるので、食事の時だけでなく、いつ飲んでも効果がある点もリピートにつながっている」という。

 また、機能性表示食品の登場による市場の変化について、五十嵐さんは「ひとくくりで『健康茶』というものの商品が多く出て、健康に対するマインドが広がった。その中でトクホでナンバーワンの支持をいただいている『特茶』ブランドは効果に対する信頼を持っていただいている」と分析する。

 秋冬シーズンに向け、9月20日「ホット」が発売された。寒くなると冷たい飲料の消費が落ちるので、それを活性化するのが狙いだ。今後については「健康効果を実感してもらうことで、数十円高いトクホを選んでもらい、継続してもらえるように、お客様とのコミュニケーションを取っていきたい」と話している。

最終更新:10/9(日) 8:00

まんたんウェブ