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傷だらけハリルジャパン SB2人の穴狙われる?

東スポWeb 10/8(土) 16:43配信

 一難去って、また一難――。日本代表はロシアW杯アジア最終予選イラク戦(6日)で薄氷の勝利を挙げ、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)の解任危機をひとまず回避した。一夜明けた7日はオーストラリアとの大一番(11日、メルボルン)に向けて敵地へ出発。強敵に勝って何とか勢いをつけたいところだが、決戦を前に故障者が続出。攻守の要がアクシデントに見舞われ、チーム状態はボロボロだ。

 7日の出発前に行われた埼玉県内での練習。前夜に先発したFW岡崎慎司(30=レスター)は、試合中に左足首をひねったため別メニュー調整を余儀なくされた。イラク戦では復調の兆しを見せ、献身的な動きで再三チャンスを演出。しかもオーストラリアにはイングランド・プレミアリーグでプレーする選手が多い。相手の特徴などを把握する岡崎は正念場の一戦で欠かせない存在となるだけに、今後の回復具合が気がかりだ。

 さらに、不動の右サイドバックのDF酒井宏樹(26=マルセイユ)が累積警告により次戦は出場停止となり、所属クラブと協議してこの日チームを離脱した。代替案としてDF酒井高徳(25=ハンブルガーSV)を右サイドへ回し、満を持して左サイドにDF長友佑都(30=インテル)を起用する案が有力となったが、その矢先にまさかのアクシデントが発生した。

 ミニゲーム中にDF槙野智章(29=浦和)と長友が激しく交錯。スライディングした長友が起き上がろうとした際に、バランスを崩した槙野のヒザが直撃し、その場に倒れ込んだ。長友はそのまま早退して病院に直行し「脳振とう」と診断された。

 日本サッカー協会の霜田正浩ナショナルチームダイレクター(ND=49)は「検査に異常はないが、脳振とうは次にやると重篤になるので国際的な決まりがある」と説明。国際サッカー連盟(FIFA)は脳振とうに関するガイドラインを定めており、受傷後から復帰までは最短でも6日を要するため、11日のオーストラリア戦の出場は不可能に。長友はチームを離脱し、回復プログラムに沿って都内で調整することになった。

 霜田NDは「このまま行く」と追加招集はしないが「サイドバックだね…」と顔を曇らせる。残るサイドバックはDF太田宏介(29=フィテッセ)のみ。だがクラブの直近2試合で出番がなく、実戦から約3週間も遠ざかっている。槙野も6月のキリンカップで左サイドバックをテストされたが、精彩を欠いて最終予選で起用できるレベルにはない。両サイドに快足ドリブラーを揃えるオーストラリアを相手に果たして持ちこたえられるのか…。

 最終予選の天王山を前に踏んだり蹴ったり。日本が大ピンチだ。

最終更新:10/8(土) 16:43

東スポWeb

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