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渡辺謙、台風被害乗り越え『釜山映画祭』開催に「胸が熱くなりました」

オリコン 10/8(土) 6:14配信

 李相日監督の映画『怒り』に主演する俳優の渡辺謙が、韓国・釜山で開催中の『第21回釜山国際映画祭』に参加するため、現地入り。6日に開幕式、7日にドンソ大学コンベンションホールにて行われた公式会見、釜山シネマセンター屋外特設ステージにて行われたオープントークに出席した。

開幕式のレッドカーペットを歩く渡辺謙

 先日、韓国南部に甚大な被害をもたらした台風18号の影響で、映画祭恒例の海雲台ビーチの特設ステージが高波によってすべて破壊される事態となったが、映画祭スタッフと地元市民の協力で無事開催にこぎつけた。公式会見の冒頭で渡辺は、「困難な状況の中で、今年も再びこの映画祭が開催されたことをとてもうれしく、映画人として誇りに思います。そして、この映画を釜山に持ってこられて幸せです」と韓国語でコメントし、敬意を表した。

 オープントークには500人を超える観客が詰めかけ、渡辺が登場すると会場からは大きな歓声が沸き起こった。渡辺はここでも、台風で被害を受けながらも徹夜で復旧し、映画祭を開催したスタッフ、釜山市民に対して「釜山、チェゴ(最高)! 台風が来ていて、心配でしたけど、実行委員会の方々が徹夜で復旧作業をされ、映画祭にむけ、映画祭を続けていくんだという強い気持ちを感じ、胸が熱くなりました」とあいさつ。観客をバックにステージ上から自撮りするなど、映画祭独特の雰囲気を楽しんでいた。

 李監督も「釜山に戻ってきました。この度、渡辺謙さんと一緒に釜山に来ることができ、うれしく思います。心の底から応援している映画祭なので、この作品で釜山に来ることができ、本当に光栄です」と感無量な様子だった。

 渡辺が釜山国際映画祭に参加するのは今回が3度目。2013年の『第18回』に李監督と初めてタッグを組んだ映画『許されざる者』が、ガラ・プレゼンテーション部門で公式上映、翌14年の『第19回』では日本人初となる開幕式の司会を務めて話題になった。

 今作のプロモーションでは、釜山のほかにも、カナダ『トロント国際映画祭』スペシャル・プレゼンテーション部門(9月10日)、スペイン『サン・セバスティアン国際映画祭』コンペティション部門(9月23日)に出品され、渡辺は、監督とともに3所すべてに参加。

 「3ヶ所がそれぞれ雰囲気も持っているものも違うし、日本人が観てもなかなか明解な答えが出てこない映画を外国の方々が観て、どう受け止めてくれるかということを間近で見ることができ、ちゃんと受け止めてくれるんだとわかったことが大きな収穫ですね」とプロモーション活動を振り返り、「映画祭に参加して、僕らが作った想いみたいなものをきちんと伝えに行くということに大きな意味があるということを強く感じました。映画が届く経緯を見ることができたことは、次に作品へ向かうモチベーションになりました」と話していた。

 国内外で、数々の映画賞を受賞し、大ヒットした『悪人』(2010年)の製作チームによる同映画は、9月17日より全国公開され、10月5日まで(19日間)で観客動員数91万人、興行収入11億6000万円を記録して、現在も上映中。来年3月より韓国で公開される予定。

最終更新:10/8(土) 10:44

オリコン